発達凸凹BOYとの日常

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うちの子はADHDなの?それともHSS型(HSP)HSCなの?わかりにくい長男のエピソード【ひといちばい敏感な子】

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こんにちは!
前回は『HSCとADHDは併存するのか?』という疑問に迫りました。

私は『併存する』派です。
今回は長男のエピソード中心の記事でお届けしたいと思います。


ADHDとHSCは併存するのか?【1】
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うちの子はどうなんだろう?

 
長男は、4歳10ヶ月の時に自閉症スペクトラム障害の診断を受けた医師に、その後何回か受診した時に私がADHDについて聞いてみると「診断しなくてもADHDでしょう」と言われました。

診察室に入ると落ち着きなく動き回り、私の注意を聞けずに優しい先生に頻繁に話しかけてしまいます。
その様子を診て「ADHDだな」と思われています。ADHDの問診はしていないです。


でもアーロン氏のHPを見ていると、「うちの子は本当にADHDなの?」と疑ってしまいます。

それは、HSCの子も『刺激過多』になると“多動になる”子がいるからです。
それは、『HSS型HSC』のタイプの子に多いそうです

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こちらの記事で書いた通り、長男は「刺激に弱すぎる」くらい弱いんです。

でもその弱いはずの「刺激を求める」傾向があります。

HSS型HSC(HSS型HSP)なエピソード

・高所恐怖症なのに大きな遊具に挑戦したい。(登ったら登ったで「怖い、怖い、怖いぃぃぃ助けて~」と泣く)

・怖いのをわかってるのに肩車して欲しがる(やっぱり怖くてビビって泣きべそ)

・ジェットコースターは未体験だけど、テレビで見て「怖そうだけど乗りたい!」としきりに言う

・知らない所は怖いけど、お母さんと一緒なら知らない所に冒険に行きたいと言う

・電車やバスに乗って知らない所へ遊びに行きたいとよく言う

・ゾンビや戦いや泥棒や警察や自衛隊はテレビで見て好きでよく物騒な事を言って真似をするけど、実際に起きた事を想像すると怖くてお母さんがゾンビに食べられることを想像したら涙が出ちゃう

・お祭り騒ぎは大好きだけど、すごく人見知りしちゃう

・すごくおちゃらけるのに、めちゃめちゃガラスの少年ボーイ

・被害妄想が激しい

・新しく行く“体験教室”はすっごく楽しみでワクワクするし、みんなに自慢してから行くくせに、体験教室の場所に着くと急に緊張して帰りたくなったりソワソワし始める

・優しい大人か、子どもが好きな大人かを探りを入れてからマシンガントークを始める

・「その先に何かあるぞ!」の探求心を抑えられずに行動し、その後疲弊すると癇癪やグズつく


などなどHSS型HSC(HSS型HSP)だと思うようなエピソードはたくさんあります。

家での姿と外での姿を変える

長男は家ではかなりの狂犬、猛獣、暴れん坊です。
些細な刺激で「ウンウンウーー!!」と言いながら私と主人を叩いてきます。

その些細な刺激は、『イヤなこと』由来であっても
『嬉しいこと』由来であっても起きます。

お父さんが眉間にシワを寄せて、不機嫌な声を出す…
これだけでも長男にとっては十分な“刺激”で、かなりの強さの力で何度も何度も叩いてきます。

無自覚の主人は“急に叩かれた”と思って怒るか、もっと不機嫌な声で注意をします。

こうなると長男はちょっとやそっとじゃ止まらなくなります。

最終的に私が暴れる長男をなだめ、気持ちの代弁をしてあげて、ゆっくり話を聞いてあげて、ギューッと抱きしめて、ヨシヨシして、チュッチュして、ようやく収まります。


反対に私が暴力受けることは毎日あります。

固有感覚(ボディイメージ)が乏しくて無自覚に肘うちや頭突きをしてきたり、

本人なりの刺激(アニメなど見ていて)があった後は無意識に叩いてきて、当たりが悪いと私もかなり痛くて「いった!!」と思わず声を上げてしまいます。

そうなると、不快感の声色である「いった!!」は長男にとってのかなりの“刺激”です。

長男にとって、“やってしまった” “傷つけてしまった” “怒らせてしまったんじゃないか” “ごめんなさいは言いたくない”の気持ちがドッと感情の波に飲まれるような感覚なんだと思います。

そうなると、長男は逆の行動を取ってしまいます。

不安な気持ちになればなるほど出てくる“ニコニコ”
言いたくないけど勝手に口から出る“憎まれ口”
溢れ出る気持ちが言葉ではなくて手が出てしまう“暴力”

自分の心を読まれまいとする自己防衛本能が働きます。


ここまで理屈をわかってるはずなのに、叩かれた側は痛くて痛くて(青タンも何回できたことか…)つい大きな声で叱ってしまったり、怒りの感情を冷まそうと別の部屋に閉じ籠ったり、まともに受け答えせず能面フェイスになることもしばしばあります。

頑張っても頑張っても、聖母にはなれません。

ゆっくり話し合ってみた

何かと刺激過多になりやすい長男とまともにお話ができるチャンスがないのですが、最近、ゆっくりお話をしてみました。


Qお家で「ウーウー!」してる時はどんな気持ち?

A叩きたくなる気持ち。おばけいちがしてるの。

(“おばけいち”は昨年辺りに言い出した、“悪いことをするいち”のこと)

Q保育園では「ウーウー!」したくならないの?

A保育園では先生に怒られたくないからしない。

Q保育園では先生に怒られちゃうの?

Aうん。Bくん(同じクラスのADHDの子)みたいに嫌われたくないの。

Q Bくんは嫌われてるの?

Aだってさぁ、女の子たち…CちゃんやDちゃんとか、Bくんが触ろうとすると手をこうするから(腕を避ける仕草)


私はびっくりしました。もちろんBくんがそんな事になってるのもびっくりでしたが、「自分はそうなりたくないから我慢する」力があるんだと。

イヤな例ではありますが、長男の『我慢する力』はやっぱり、このくらいの月齢のADHDの子どもでは持つことすら難しいんじゃないか、とも思えてきます。

そのあとちゃんと「いちはBくんと仲良くしてあげてね」と言いましたが、「わかってる」と言いました。

保育園で聞くエピソードは我慢我慢の連続

他にも先生に以前聞いたエピソードでは

長男は寝転んでプラレールで遊んでました。
そこに走り回るEくんの肘が長男のこめかみに激突。

結構赤くなり、かなり痛そうだったのですぐに冷やして冷えピタを貼って応急処置をしてもらいました。
Eくんはアワアワしていたそうですが、長男は「大丈夫だよ」とだけ言ったそうです。


私はまたまたびっくりしました。
家では軽い衝突ですらも大袈裟に「痛い!!ごめんねは!!?ごめんね言って!!!」と私に言ってくるあの長男が!?と(笑)


もちろんそれを聞いて褒めましたが、どんな気持ちだったか聞いてみると、「嫌だった」としか答えません。

まだ語彙力が足りないので「Eくんがかわいそうだから味方になったの?」など思い当たる言葉を代弁しましたが、気恥ずかしいのか、純粋にその時の感情がわからなかったのか、「わからない」としか答えませんでした。


もしもジャイアン型ADHDだったら、叩き返してたんじゃないか?と思うんです。


私は長男のこういう部分が「ADHDじゃなくてHSS型HSC」なんじゃないかな?と予測しています。

さいごに

今回は長男の場合のお話でした。

「衝動性」「刺激を求める」気質が強い外交的な性格のHSSと、

「共感性が高い」「深く考える」気質が強い内向的な性格のHSC(HSP)

こういうタイプの子は以下の著書でも「文句が多い」「癇癪がすごい」「感情のコントロールが苦手」と書かれているため、ADHDと誤診される例が多いそうです。

また、容易に病みやすく、不登校の原因にもなりやすいと思います。

反対にこの気質を生かして様々なアイデアを出したり、様々な事業を展開するリーダーになれる気質でもあります。

子どもの代わりに親のコントロール力と忍耐力が必要です。

と言いながらも私も激昂しやすく、主人の理解も薄いのでなかなか難しいのが現状なのでこれからもこちらのブログで長男の今後の記録を行っていきたいと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございます(´ω`*)

参考著書

ひといちばい敏感な子

ひといちばい敏感な子

HSCの子育てハッピーアドバイス HSC=ひといちばい敏感な子

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  • 作者:明橋 大二
  • 発売日: 2018/06/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

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