発達凸凹BOYとの日常

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不安が強いHSCには学校は辛い場所?過剰適応と不登校“一生幸せなHSCの育て方”とは?【HSP】

HSC 学校 不安が強い HSP 子ども

HSC(Highly Sensitive Child)は学校が合いにくい子が多いと言われています。
最近、不登校になる子ども達が増えていることが話題です。


元HSCの私自身、学校は「なんだか疲れるからなるべく行きたくない場所」でした。


現在不登校の理由として大半を占めているのは、期待に応えようとしたり、頑張りすぎたことの反動による『無気力・不安』などが上がっています。

実はこの『過剰適応』はHSCや内向型の子どもでは問題を抱えやすいと言います。

そんな繊細な子どもたちの日常・学校生活の関わり方を教授してくれる本がありました。


一生幸せなHSCの育て方(杉本景子著・時事通信社)

この本を読んでいると、過去の自分が詳しく書かれている!と驚きました。

当記事は

・うちの子HSCで学校に不適応起こしてるかも?
・内向的な性格で健やかな学校生活を送れているのか心配!
・HSCの子を持つ非HSPだけど、この子の考えることが全く理解できない!
・生徒がHSCっぽいけど関わり方がわからない!
という親御さんや先生方に向けた内容となります。

一生幸せなHSCの育て方

今回はこちらの本を参考にしました。


国家資格の公認心理士の杉本景子氏著の本です。
ご自身もHSP/元HSCだったようで、書いてある内容はまさしく『元HSCならではの視点』で書かれている内容なので、「わかる!わかる!」と小学校時代の過去を蘇らせてもらいました。

全体的に気遣いと繊細さと優しさを感じる文だなぁと思いました。

HSCの基準

DOESの特徴を全て持っていればHSC/HSPである可能性が高いです。

DOESの特徴●何事も深く考えて処理する
●過剰に刺激を受けやすい
●感情の反応が強く共感力が高い
●ささいな刺激をキャッチする

↓DOESについて詳しくはこちら

【HSCとは?】HSCチェックしよう&HSC本6選!ひといちばい敏感な子 - 発達凸凹BOYとの日常
【HSP】明橋先生ver.のHSPチェック一緒にしませんか?私の場合はこうだった - 発達凸凹BOYとの日常

内向型or外向型

HSCの概念は一度置いておいて、「内向型」「外向型」を考えてみます。

あなたは内向型?外向型?チェック【内向型を強みにする】 - 発達凸凹BOYとの日常

勘違いされやすいポイントですが、

HSC(HSP)はみんな内向的であるというわけではありません。

HSC…人口の約20〜25%
非HSC…人口の約75〜80%

内向型…人口の30〜50%
外向型…人口の50〜70%

この内HSCの70%が内向型、30%が外向型と言われています。

・内向型HSC
・外向型HSC
・内向型非HSC
・外向型非HSC
の人々に大まかに分類されると言えそうです。


ちなみに【外向型HSC≠HSS型HSC】です。
HSSとは「刺激探求型」のことであり、外向型という考え方とはまた違います。


私はあなたは内向型?外向型?チェック【内向型を強みにする】 - 発達凸凹BOYとの日常では30問中28問当てはまる【超内向型人間】ですが、

敏感気質なHSPさん、一緒にHSSチェックやってみませんか? - 発達凸凹BOYとの日常のHSSチェックではそこそこ当てはまる中間ランクでした。

なので全て合わせると

[超内向型のHSPだけどHSS(刺激探求)は結構好きで、そこそこ刺激を求めるタイプ]

でもあるということです。

本書ではその棲み分けをきちんと解説されており、非常に納得いく本でした。



うちの子はDOES全てに当てはまらないからHSCではないけど、内向型であり、HSCに適した対応するとなぜか上手くいくなぁ。

この理由は、内向型非HSCと、HSCは敏感さを持っている、積極性を重視する学校で高い評価をされにくい、という共通点があるからだと本書では言います。

なので今回の記事は内向型児童にも当てはまる部分は大きいです。


HSCにとって学校は「未知との遭遇」!?

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●学校のシステムは非HSCを基準にしたものであり、HSCはマイノリティー

もしもHSC基準の学校があったなら、いつもマナー・モラルが適切で、思いやりが溢れていて、先生は大声で話すことはなく、校内放送の音は小さく、蛍光灯の明るさも控えめかも?

●自由に動いている子に圧倒される

親の言うことや約束を守ることに一生懸命だった自分にとっては、集団生活の中で周囲を気にせず自由に行動する子どもは「未知」の存在

●大人の言うことを聞くのは当たり前という常識が崩れる

先生の言うことと違うことをして注意されても平気な子がいると、見ているだけでヒヤヒヤ

●物の取り合いをする子がいて戸惑う

自分が我慢すれば和を保てると考えがち

●質問されるとドキドキ!

深く考えて表現するのが得意なHSCにとって、突然の質問はドキドキ。

大勢の前で答えるのも苦手で「間違ったことを言ったらどういう風になるんだろう…」と、声には出ないけれど短い時間で頭から湯気が出るくらい「積極的」に考えている

この青線の“感覚”非常によくわかります。気を遣う相手の前で緊張状態だと、今でもこんな感じです。

●「よい」「悪い」などを露骨に人前で言う世界に疲れる

「よい」「悪い」をジャッジする文化がある学校もあるでしょう。
「この意見はどう思いますか?」→「違いまーす」「同じでーす」というような環境では、自分の意見を否定されてしまうのでは…と恐ろしく感じています。

HSCにとっての学校の先生

HSCはモラルを内面化していて、当然先生も正しいことを教えてくれる、100%信じられる存在だと思っています。

[相性の良くない先生の例]

●声が大きくてお芝居みたいな言い方をする先生

お芝居のように大きな声で褒めたり励ましたりする先生は、どうしようもなく恥ずかしく、本音で話してくれていると思えず悲しくなる

●怒鳴る先生

声量だけでなく激しい感情が乗っかった“怒鳴り”はそれはそれは恐ろしいものであり、HSCの心は想像以上のダメージを受けている

●イライラする先生

周囲の人の感情を細かく読み取るHSCは、言動から敏感に察するため、心身を消耗します。

そして理由もわからずやけに機嫌が良くてもストレスになります。
気分屋の大人の感情に振り回されることに人一倍ストレスを感じています。

●要領よい「ズルい子」を褒めるとショック!

人をよく見ていて、本当はどういうことをしているかすぐに気づいてしまうHSCにとって、「先生は正義の味方のはずなのに、本当のことが見えていない」と混乱し、大きなショックを受ける

●元気がないと言われて無理をする

静かに過ごすのが好きなだけなのに、元気がないと先生から何度か言われてしまうと、元気に見えるよう振る舞います。

ありのままの姿だと周りの大人をがっかりさせてしまうと考えて無理をし、一方、「素」の自分に対する自信をなくしています。

学校生活・行事

●給食が食べ終わるのが最後になるのが怖い

私も、給食にしろ持久走にしろ、最後になるのがイヤでした。(最初も目立つからやだ…)

●行事前は夜中にうなされることもあります

行事本番に向けてプレッシャーがかかる時期は夜ぐっすり眠れないことがあります。

長縄跳び大会などは自分ではなくても誰かが引っ掛かった時のあの空気に耐えられません。

私も、このような行事は無くなって欲しいと思ってました。

あとは体育で仲良くない子とグループを組まされて球技をするのも、“気を遣いすぎて本領発揮できない”ので地獄でしたね。

●一人でやる係活動は得意

●帰宅したら不機嫌だったり、長時間眠ってしまうことも

HSCにとっての学校とは?

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【覚悟を持って通う場所】

思いやりのある安心できる環境であれば本領発揮ができますが、多くの学校はそうではないことが、不登校の原因の1つかもしれません。

HSCは「消極的」でも「我慢が足りない」ワケでもありません。

ただこの敏感すぎる少数派の気質を尊重してもらえないことはしばしば起こりえます。

穏やかで、思いやりのある集団の中では先生やクラスメイトを信頼し、自分のできることをしてみんなに貢献したいと強く願い、希望に満ちた気持ちになります。



HSCを伸ばす関わり方

●親が幸せであること

HSCにとって親の幸せは表裏一体。
HSCとともに歩むためには、まず親である自分が心穏やかであることが大事なのです。

●できる限りノイズ(仕事や夫婦関係の悩みなど)を取り払って、曇りなく、HSCを見つめることができる環境を整える

●自己肯定感を育成する

●親がポジティブな見方をする

●心からHSCの良さを理解し、「そのまま伸びればいい」と誇りに思っていれば、その気持ちは言葉や態度から伝わっていく

●子どもではなく「一人の人間」として接する

子どものありのままを受け入れるのが大切だが、親が「好きなものはAで嫌いなものはBだ」と決めつけないこと。

親が子どもの全てをわかった気でいない。
親と子は別人格である。

●HSCは秩序が保たれた平穏な生活を望んでる。

無理して演じて作るのではなく、自然にそのような(なんてことのない、平穏な日常)生活を送りたいと思ってる。

話の聞き方・話し掛け方

●特別扱いやダメな子扱いをしない

HSCだからと言って特別扱いにしてしまうと、自分のせいで相手に負担を掛けていると思ってしまう

●子どものペースで話を聞く

大人が要約してしまうと「わかりづらくて迷惑かけちゃったかな」と感じてしまうこともあるHSC。

話しづらそうだったり、上手くまとめられなさそうなら
「気が向いたら話してね」
「思い出したら話してね」
と一言添えると安心してまた話し掛けられます。


●人一倍いろいろなことに気がつき、気を遣ってとても疲れてるHSC

「なんで?」「どんなことがあったの?」と聞かれてしまうと真面目に答えますが、度重なると疲れてしまいます。
「今日一日とても頑張ってきた人」として迎え、表情や様子を読み取り、落ち着いたら話し掛けるようにしましょう。

●育児書に出てくる声掛けは、HSCにとっては逆効果になることも…

HSCは「本心」を見極める達人です。
マニュアル通りの言葉より、子どもを目の前にして素直に出てくる親の言葉の方が心に響きます。

合わせて読む
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●どんな答えが返ってきてもまずは尊重をする

相手の本心を見抜いてしまうがために、自分の本音を出しづらくなりやすいので、普段からHSCを尊重した声掛けが必要

日々のサポート

●自分の好きなことや興味のあることに対して努力するのが大得意!

●嫌なことは無理に続けさせない

●感性が豊かなので創作活動に向いている

●自己表現に慣れるために「すきなもの」を選ばせてあげる

HSCは「NO」と言ったり「これが欲しい」と要求する自己表現を控える傾向があります。
自分が口にしたことで、相手が嫌な気持ちになると考えるからです。

普段から「すきなもの」の選択肢を与える会話を心掛けることで、自己表現の練習になります。

「どっちの洋服が好き?」
「夕食の献立はどっちがいい?」

自己表現力を鍛えられたHSCの周りには、気が合う人が集まり、とても楽に生活を送れるようになります。

●「あなたは、とても素敵な子だよ」と伝え続ける

人見知りでも、言葉で感情表現が苦手でも、明るく元気よく挨拶ができなくても、そのままのあなたを愛していると、言葉で伝えてあげると安心できます。

非HSPの方や外向型の方へのメッセージ

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ここまで見てきた非HSPや外向型の人たちからは「子どもの頃から甘やかしてどうするんだ!社会に出たら理不尽で辛い目に合うんだから学校はそれを練習する場所だ!」という意見が聞こえてきそうです。

HSC(または内向型)は『過剰適応』を起こしやすく、(大人にとっての都合の)いい子であろうとします。

その作られたいい子を続けると、大人になった時に自己不全感を感じやすく癒えない心の傷を抱えて、心身の不調をきたしやすくなります。

子どもの頃に、周りの大人から気質を理解・尊重されながら、自己表現スキルを身に着け、自己肯定感を高めている方が、大人になった時に困難に向き合って上手く対応できるようになるのです。

最善なのは、休みたいと言った時に「そうなのね」と言って休ませてあげられる環境を作ってあげることかもしれません。

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さいごに

本書は昨今の育児書に書かれている『子どもを尊重する』ベースの内容ですが、よりHSCの子ども達に寄り添った内容となっていました。 

当記事では伝えきれなかったクラスメイトの関わり方HSC育児のQ&Aや、学校との連携の取り方なども記載されていますので、『一生幸せなHSCの育て方』を一度リンク先からチェックしてみてくださいね。

お読みいただきありがとうございます。

【参考書籍】

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