HSP/HSCは、周りの感情や言動、雰囲気から様々な物事を無意識的にキャッチし、他の人達の人のように「空気を読みます」が、更にそこから脳内で「過剰な情報処理」が始まります。
そんなHSC/HSP特性に疲れちゃう親子のお話です。
空気を読みすぎる
全体の雰囲気を瞬時に察知できる。
相手の嬉しさも、不快感も怒りも哀しみも、目に見えない人の感情を微細にキャッチします。
相手の不快感をそのままにしておけませんので「気を遣う」行動が生まれます。
自己否定が強く、悲観的な考えをする
昔のメールでは普段絵文字を使う人から絵文字や顔文字がついていないだけで、「何か怒らせたかな？」「変な事言ったのかな」「返事遅かったかな」などなど、様々な事を考察するために、ある可能性にも、ない可能性にまでも、考えがぐるぐる回って頭の中は支配されます。
実際は相手はそこまで考えてない可能性が高いのに！
- 作者:Ｊａｍ
- 発売日: 2018/07/07
- メディア: Kindle版
感覚刺激に敏感
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こちらにもあるように、様々な『感覚』が敏感になっています。
味覚、嗅覚、聴覚、触覚、視覚
様々な外的刺激は、知らず知らずの内に身体を疲弊させます。
些細なことでも他人の影響を受けやすい
心の境界線(バウンダリー)が普通の人よりも薄いHSP/HSC。
人の気持ちが自分のことのように感じられる時があります。
他人の退屈そうな表情や、見下した態度などを特に敏感に感じてしまうこともあるため、傷つきやすい傾向があります。
人間をやめたい
私は以前こちらの記事で、昔「人間をやめたい」と思っていたことをお話しました。
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生まれ変わったら、誰にも飼われないキレイな野鳥になりたいな～と小さい頃から考えていました。
「野生動物は弱肉強食が～」という話は置いといて、何もかもを放り出して自由になりたいと思う気持ちがあります。
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HSCの長男の場合
名付け
年中の時、クラスで飼っていたクワガタに名前をつけるとき、グループ分けされた周りの子ども達で「あーでもないこーでもない」と意見が飛び交う中で
長男が一言「みんなの名前から一文字ずつ取ったらいいんじゃない？」
その一言でみんなが納得し、6グループの名前一文字ずつ取った名前になったそうで、HSCの長男の持つ「全体の雰囲気を読む力」「洞察力」や「誰も傷つかないで公平に」という気持ちがそうさせたのかなと思いました。
また、コロナで登園自粛中にクワガタくんが死んでしまって、長男に残念だったね…と言うと「死んだんじゃなくて、動かなくなったから畑の中に入ってるだけや！」と半ギレされました。
遠足が中止
雨で遠足が中止になったけど、保育園でお弁当を食べました。
おやつの時間になり、おやつはココアケーキでした。
長男は先生に
「遠足が無くなっちゃったから、みんなのためにココアケーキにしてくれたんかなぁ」と言いました。
何気ない一言でも、先生の心を打つ思慮深い一言になったようです。
(実際は元々メニューは決まっている)
小さな身体でたくさんの事を受け止めている
先日の、長男との会話です。
平日の昼前、自転車の後ろに乗っていた長男は、大きな国道で車がビュンビュン走ったり、自転車に乗る人達が行き交う様子を見て
「お父ちゃんやお兄ちゃん達はお仕事頑張っているんだねぇ～」
「そうやね。みんな今はお仕事してる時間やもんね。」
「俺、動物とかペットになりたいなぁ。」
「どうして？」
「だってちゃあ、動物とかペットは何もしなくても、可愛いって言われて、ご飯食べられるから」
5歳でこれ言うー！？
たまに、「大人になりたくない」「赤ちゃんに戻りたい」とは言ってたけど、ついに「動物」にまで！！
気持ちがわかるから辛い
長男の気持ちがわかるから逆に辛い。
- 人間関係の構築も
- 他人に気遣いしすぎることも
- やりたいことをいつまでもやってはいけないことも
- １人の世界にいるだけでいいのに、そうはいかないことも
- 傷つきやすくて感情の上がり下がりが激しくて疲れることも
- それでも「人が好き」「知りたい」「関わりたい」という気持ちから離れられないことも
全てが鬱陶しく感じてしまうから、「人間でいたくない」気持ちが良くわかる。
そして、親子で同じように考えるのって面白いなぁと思いました。
こういう「面白さ」も人間だからこそなんですよね。
さいごに
動物になりたくてもなれないし、この人間社会を生きていくために、親子で奮闘せねば！
アドリブが苦手な私は、長男の何気ない一言にも、気の利いた返し方ができないのも辛い。(笑)
自己否認してしまいがちで、そのために悲観的になってしまいやすいHSP/HSCは、自己肯定感が育ちにくいので、「そのままのあなたがいいんだよ」という育児をやっていきたいと思っています。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
優しい一面がある長男の、一筋縄ではいかない暴力的な面はこちら↓↓
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