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【第3の愛着障害】ADHDと愛着障害の見分け方のポイント

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前回の【第3の愛着障害】についての記事の続きです。
愛着障害はまだまだ知られていませんが、かなり身近な問題として、最近ようやく注目を浴び始めています。

昨今では「大人のための愛着スタイル診断」が多いですが、当記事は「子どものため」の愛着障害×発達障がいの内容となります。


前回記事
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前回のおさらい
□愛着障害はスペクトラムである
□愛情を与えていない障害が愛着障害なのではなく、こどもが愛情を感じられていない状態が愛着障害である
自閉症スペクトラム(自閉症気質を少しでも持つ子ども)や、HSC(HSP)のように不安が元々強い子どもなどが、親との感情のすれ違いにより愛着障害(愛着に問題を抱える子ども)になりやすい

自閉症→独特な認知、感情理解の困難さ
HSC→親(特に母親)が不安定な場合、両親の不仲(家庭不和)、安全基地の欠如

HSCや不安云々は私の持論であり、本書には記載はありません。
自閉症特性のないHSPの私が、母親との愛着を築けなかった実体験があるからこその話です。


今回は

□暴力と発達障がいの関係
□発達障がいと愛着障害の違いのチェックポイント
これらについてまとめた記事となります。

親御さんだけでなく、保育·教育·福祉の方も是非知っていただきたい知識です。

参考著書

愛着障害・愛着の問題を抱えるこどもをどう理解し、どう支援するか? アセスメントと具体的支援のポイント51

前回に引き続きこちらの著書から勉強した内容をアウトプットしていきます。




純粋なADHDは「暴言」「暴力」をしない

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今まで誤解されてきたようですが、最近になって「ADHDは暴力をしない」という認識が、発達障がい業界でもやっと広まってきたようです。(…と米澤氏)


親や教師に暴力を振るうことは、純粋なADHDだけであれば見られない行動です。

ADHD等の特性としてみられる衝動性や多動性が原因と昔は言われていたようですが、どうやら二次障害が原因で暴力などが発現してしまうようです。

長男の場合は、感情コントロールが苦手な上に、人間業では全て受け入れられない程の過剰な欲求(様々なことが不安)を持ち、叶えてもらえないストレスにより、愛情を受け止める基盤も上手く作ることができないために【愛着障害】という名の二次障害が起こったのでは?と推測します。


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ぼくはつい、感情が昂ると家族を叩いちゃうんだ。
それは、“嫌な時”が多いけど、“いい気持ち”が強すぎる時も起こるよ。
叩いてしまってお母さん達から嫌な顔をされると、なぜだかまた叩いちゃうの。
でもぼくはやってないの!
全部“おばけいち”や“地獄いち”が悪いんだ!

長男のいちは、感情一つ一つに『○○いち』と名前のついた、
人格?感情の擬人化?がいます。


その中でも“おばけいち”は2~3歳頃からの付き合いです。
どうやら“おばけいち”は“本人”が許可しないで勝手に出てくるようです。


“ゲームしたいいち”、“ハンバーガーいち”など、聞いたら永遠と羅列したので、100人以上いそう。




ADHDとの違い、見分け方のポイント

多動の現れ方

愛着障害も多動が見られます。

ADHDは、“いつでも、どんな日でも、どこでも、気持ちや感情に左右されることなく”多動である。
(女の子の場合は“過剰なおしゃべり”な事も)


専門家ではないけど、発達凸凹にちょっと詳しい私でも、数時間保育園で過ごせば「(多動·衝動型の)ADHDの子ども」はすぐに分かります。

長男は保育園からもずっと指摘がなく、保育園では落ち着いて過ごすことが多かったのです。(眠い(疲れている)時と、家庭内と、送り迎えの時がひたすら激しい)


ASDの多動は、“居場所感がないとき”に多動が起こる。

「ここにいていい」「これをしていればいい」という感覚、認知である居場所感の欠如が原因。

(例)読書しているのに、いきなり読書の時間は終わりだから止めなさいと制止される。

(例)急な時間割変更

これらによりASDも多動となる。


愛着障害は“ムラのある”多動。

特に感情を伴う多動になる。

1日のうちでもとても変わりやすく、楽しくなったり悲しくなったり、つまらなくなったりするムラのある感情が多動の原因となる。

多動の現れ方も、多動であったりなかったりするのが特徴。

嫌な気持ち、ネガティブな感情が多くあって混乱している場合
あるいは
いい気持ち、ポジティブな感情も、有り余って興奮状態で制御できないときに多動になりやすくなる。


『ちょうどいい程度のポジティブな感情』の時は、落ち着いていることが出来るのが、愛着障害の現れ。


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ぼくは特に『不安』と『緊張』が高い時にすごく多動になるよ。


初めての習い事の見学や、知らない人に会うとかね。
知らない人が「優しい人かどうか」試す行動もするよ。(=試し行動)


園内では落ち着いて過ごしていたんだけど、保育園でお母さんがお迎えに来てくれるだけでも走り回るし、IKEAやコストコやショッピングモールなど、ざわざわ、楽しい雰囲気で興奮しすぎて動くことを抑えられないこともあるよ。

長男いちは、まさしく『ムラのある多動』です。

『ちょうどいい程度のポジティブな感情』の幅が狭すぎるのですが、私と二人きりの環境ではびっくりするほど落ち着きます

私と二人きりでデートするぞ!と決まったら、お手伝いはするわ、着替えも早いわ、ニコニコしてギューッと溢れ出る感情が滲み出ます。

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このUSJに二人で行った日は、ざわざわしててテンションは上がるはずなのに、逆に普段の長男からは考えられない程落ち着いていました。

やはり根底にあるのは
『お母さんを独り占めしたい』という気持ちの現れなのか…。

長男がいつも…じゃなくてもせめて5割くらいがこんな状態ならば、私もイライラして過ごさなくて良いのになぁと思います。

ムラのある多動の見分け方のポイント


⚫感情を伴う

ADHDと違い『その場所』『状況』『作業に対する好き嫌い』の感情が影響する、または、『注目されたい·アピール行動』としても多動になるなど、“いつも”多動ではないのが愛着障害の症状です。


⚫周期的な『多動』のタイミング

  • ネガティブな感情を家でいっぱい貯めてしまうと、休み明けの朝になって学校園所で多動になる
  • ポジティブな感情を週初めで使い果たして補充されない場合、週の後半に愛情エネルギー不足になって多動になるタイプ
  • ネガティブな感情を貯めると午前中に多動になったり、ポジティブな感情が枯渇して午後から多動になるタイプ

週や日周期による『ムラのある多動』が出るような、様々なタイプがいるようです。


長男は、多動になるというか、水曜日や木曜日辺りに登園渋りが激しくなる(かなり頑なになる)ことが多いです。
そのため、大好きな療育を入れる(保育園は休み)、他にも、元気な内に保育園を1度休ませる等の対応をすることが多いです。


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しかしながら、これでも2020年8月にこの『ヘルペス性歯肉口内炎』を患ってからは、現在(2月)までに口唇ヘルペスが6~7回出現しています。

ストレスのバロメーターとして見ています。

大人でも5連勤の金曜日ってしんどいですもんね。
小学生になれるんかいなと少し不安になります。

片付けができないように見える現象

⚫ADHDは「片付ける」という一連のいくつかの行動を最後までやり通すという実行機能·遂行機能に問題がある

したがって、「片付ける」行動がなかなか身に付かず、「片付けられない」という現象に繋がる。

この場合はスモールステップの利用で一つ一つの行動を促して確認するという、従来の『片付けやすい環境作り』をすれば大抵は片付けられるようになるのがADHD。

(例)片付けBOXに片付けた後の写真を貼る、周りをいつもキレイにする、枠組みを作るなど


⚫愛着障害は“片付けをすることに意味を見出だせない為”
→「片付けしたら気持ちいい」
「散らかった状態を見て、片付けたい·片付けよう」という意欲が育っていないため。

そのために、「今日できたことも、次の日には全くできない」ということになりやすく、こどもに指導や支援をしていく場合、こどもの反応は極めて刹那的になり、成長として積み上がっていく感覚が持てない


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ぼくは片付けする意味は理解しているけど、どちらかというと“注意力”や“集中力”の問題かな。


周りの音や弟が気になって、すぐに他のことに目移りしちゃうよ。
何か(片付けたくなるような)強い目的があれば早くできるのだけど…。

長男いちは、“強い目的”さえあれば、すごい集中力で片付けられます。


片付けが終わったら“強烈にやりたいこと”が待っている時です。


着替えも、何か違うことを始める時も、気持ちの切り替えにかなりの時間を要する(労力が必要)ためです。


この辺りは「純粋なADHD」かなと思っていますが、「ムラのある感情」にも見えるし、専門家が見たらどうなんでしょうね…。



ペアトレは愛着障害児に合わないことも

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ペアレントトレーニングに関する本は多数出版され、発達障がいに理解ある病院で有料で講座を受けることができたり、各自治体でも学べる地域があります。

実際私も、2020年はペアレントプログラムから、ペアレントトレーニングと通い続けていました。


そこで学んだ
『不適切行動を「取り上げない」「無視する」対応』

これは特にADHDに効果的と言われ、ペアトレに通う前の発達支援センターでも、私も一番初めに指導されました。


この件はこちらの記事に少し書いています。
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この『取り上げない·無視する』対応が、愛着障害の子どもには逆効果

この対応はADHDには効果があると膨大な数の研究で実証されていますが、

愛着障害の子どもや、併発している子どもにしてしまうと
「そのときの感情をわかってくれない」
「この行動をしたのに無視された」
という感情的反応を誘発してしまいます。

その不適切行動は、大抵の場合は『注目されたい·アピール行動』の要素が含まれているため、これでもかとその不適切行動を強くする、あるいは、手を変え品を変えて別の不適切行動をしてしまうという結果を生んでしまいます。



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ぼくも、お母さんに無視されたりすると余計怒っちゃうな!


何よりもただ「ぼくの気持ちをわかって欲しい。なぜ止められないのかわからないけど、それも理解して欲しい」だけなのに。


それに、お母さんに「誘導」されているのがすぐにわかるから嫌なんだ!


私がペアトレで学んだ「無視をする」というのは、存在を無視することではなく、『ただひたすら待つ』ということでした。

そして、必ず『褒める』ことを忘れないことが重要だと教わりました。


うちの長男にやったら、待つ時間がえらく長い…。平気で数時間は経過します。

しかも『無視をする』(「○○してくれたら出来るんだけどなぁ」と独り言を呟いてヒントを与える)を私が貫くと、長男も敏感に察知し「絶対折れない!」と余計酷くなりました。
しまいには叩いてきたり暴れる始末です。

効果が無かったので、じゃあどうすりゃいいんだ!と思っていた所に本書を読んでかなり納得しました。

さいごに

今回は『ADHDと愛着障害の見分け方のポイント』や『発達障がいと暴力』についての内容をお届けしました。


米澤氏は、まだまだ正しい愛着障害の知識がない支援者達も多いため、間違った指導をされている保護者が多いと警鈴を鳴らされています。


「暴力がひどい…多動がある…うーん、ADHDですね」と診断されている方も多いかと思いますが、本当に「ADHD」なのか、「愛着障害」なのか、親側も見極めが必要な時代になってきたと思います。


また次回に続きます。
お読みいただきありがとうございます。


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