前回、前々回と読んで下さった皆さんスターありがとうございます!
また落ち着いたら皆さんのブログに訪問させていただきますね(*^^*)
今回は、前回のブログ記事【INFP-T】胸がつかえる、喉が苦しい…ヒステリー球·咽喉頭異常感症·梅核気になってしまった【HSP】 - 発達凸凹BOYとの日常の続きとなります。
頭の中で考えだけが堂々巡りして行動力のない私が、初めて『家出』をしました。
前回のブログ記事
発達凸凹の長男の育児が辛くて、【咽喉頭異常感症】【ヒステリー球】というストレス起因の身体表現性障害が発症しました。
忙しさは、ストレスに打ち勝つ術を全て奪う
内向型HSPにとって、『忙しさ』は敵。
でも忙しくしてしまったのは私。
心身の調子が良い時に集中して「あれもやらなきゃ」「これもやらなきゃ」から解放されたくて、急ぎすぎたのかもしれない。
- ブログで心の整理をすること
- 一人になる時間
これらが圧倒的に足りなかったのが今回の大爆発の大元の原因であり、『長男の発達凸凹云々』はキッカケにすぎないと振り返ってみて思いました。
初めて『家出』をした
頭の中では反抗心や自立心でいっぱいのくせに、行動力が伴わない私は今までで一度も『家出』をしたことがなかった。
今までも長男の激しさに疲れたり、夫とケンカして「もう家出してやる!」という瞬間はあったものの、なんとか持ちこたえてきました。
しかし、一度「もう無理だ」と吹っ切れてしまったら行動が早いです。
家出するまで
その日の朝の血液検査の結果を取りに行く時も、普段は制限しているAmazon prime Videoを長男に渡してから、次男だけ連れて病院へ行った。
長男を連れていくとギャーギャーとちょっとしたことで泣き喚くので、疲れが激増するからたまにお留守番してもらっています。
Amazon prime videoは買い物をしてから帰っても、飽きもせずずっと観ていました。
前回ブログ記事のなんやかんやがあって、私が泣いてしまっても、ずっとテレビを観ている。
もしかしたら泣いてる声を聞かまいとする心の防衛かもしれないし、ただの過集中かもしれない。
母親が子どもの前で泣いて、泣き落とそうなんて考えてないけど、自然とそうなってしまったのは否めない。
私は未熟な母親だ。
ストレスの原因となる長男から距離を取って、ドキュメンタルを観るが気持ちが切り替えられない。
家を出たいと考えた。
どこかに泊まろうと考えて、「赤ちゃん ホテル」で検索した。
自分と次男の1泊分のセットを用意してる時はワクワクした。
そして、長男のことを考えないように脳はシャットアウトを始めた。
この時はまだ【咽喉頭異常感症】の症状は表れていなかった。
一度家に帰る
宿泊先は決められなかった。
当日宿泊OKなのは、ビジネスホテルしかなかった。
子どもと二人だけで宿泊も初めてだし、「赤ちゃんいたら迷惑かな」と考えすぎてしまい、一旦近所のパン屋さんに行って落ち着こうとする。
そのあと、しまむらに行って時間を潰した。
長男が少し心配になって家に帰ってみたら、Amazonプライムビデオを観てニコニコしていた。
その姿を見たら急に【咽喉頭異常感症】の症状が表れた。
やっぱり泊まらないと(離れないと)私はもうダメだ…
心が受け付けなくなってしまった
自分を守る本能的な自己防衛手段として、理不尽な酷い癇癪と暴力をしてきた長男に話しかけられても能面フェイスになることが時々あった。
総じて共通してるのは
『心が長男を受け付けなくなった時』である。
私が私を守る術であるとしても、子どもにとっては堪ったもんじゃないだろう。
しかし私の気持ちの余裕がないときに、お願いしても聞いてくれない長男からの、頻繁に繰り返される理不尽な言葉の羅列や暴力や癇癪は、私の心を閉ざすしか方法がなかった。
能面フェイスモードは、色々吹っ切れている時。
泣きもしないし怒らないけど、限界が近い一番危ない状態なのも自分でわかる。
姉に連絡する
夕方、パン屋としまむらに行って汗だくなので、まずは次男と一緒にお風呂に入る。
【咽喉頭異常感症】を発症して姉にすぐLINEした。
しばらくして電話が掛かってきて少し電話した。姉と言えどもお泊まりは初めて。
布団はないと知っていたので、縦120cmしかないベビー布団を持って行くから泊まらせてくれとお願いした。
ちょうど姉の旦那さんが出張に出かけていて、土日休みの姉がOKしてくれた為に行けることになった。
「赤ちゃん連れ」の二人旅は私にはまだ荷が重かったので良かった。
家事を次から次へとこなす
宿泊先が決まり、吹っ切れたらやるべき筋道に光が差した。
能面フェイスモードで話しかけられても答えられないけど、家事を次からは次へとこなした。
洗い物をして、食べこぼしだらけの服の洗濯をして干した。
そしてご飯を炊いて料理を作った。
鮭、煮豆、きんぴらごぼう、ナスの煮浸し。
吹っ切れているので、私の好きな物ばかり作った。
そういえば私は、買い物してる時も、料理のレシピを考えるときも、いつも『長男の基準』だった。
今や【咽喉頭異常感症】という症状を抱えながらも、心は『無』であり、頭は何故か冴えていた。
冷蔵庫にある物でいつもよりスピーディーに作ることができた。
途中、『良いことを10個してシールを集めたらアイスがもらえる』トークンがあるのに、「アイス食べさせて」と勝手にアイスを食べた。(2回目)
せっかく決めたルールを簡単に破る所も、何もかもが嫌だった。
『家出』決行
「お母さんはお母さんをやめます。明日も帰りません。ご飯は作って置いてます。お父さんはすぐ帰ってくるから。」
5歳の子どもにはあまりにも理不尽で、冷たい言葉。
これはネグレクトにあたるかもしれない。
今の私なら、「すごく酷いことをした」と思うけど、当時の私は「逃げないと私がヤバい」と思っていた。
電車とバス1時間半は、大荷物と1歳の次男(バスの中歩こうとして制御したら泣き叫ぶ)を連れて行くだけでかなり疲れた。
姉となんでもない話をしている内に【咽喉頭異常感症】の症状はいつの間にか無くなっていたが、次男を寝かしつけた後に前回のブログを更新して問題に向き合った途端、また再発した。
夫が帰ってくるにしても、Amazon prime videoがあるから泣かなかったにしろ、長男のことを置いてきたことに罪悪感が生まれるのが怖くて考えないようにした。
翌日
朝起きたら【咽喉頭異常感症】の症状はなくなり、日中は姉の家の近くの友達の家にお邪魔してお喋りした。
そしてまた姉の家に帰り、2泊目。
やっぱり寝る前、長男を考えると同じ症状が出現し、今の私には心の負担が大きいと思い、考えないことにしていたけど、夫からのLINEで
「長男が私の服の匂いを嗅いでるよ」と書いてあった。
後に聞いた話では、一人ベランダで空に向かって手を合わせて「お母さんが帰ってきますように」と願い事をしていたようだ。
(長男は恥ずかしがって言わないけれど)
苦しくて涙が止まらなくなったから、考えることを放棄した。
その翌朝
姉は仕事に行き、鍵を預かって遅めに家を出た。
帰りのバスで次男と同い年の子がいるというママさんがベビーカーを下ろすのを手伝ってくれた。
長男とご対面
家に帰り、保育園のお迎えの時間が近づくと嫌な気持ちに包まれた。
意を決して迎えに行ったら、いつもと同じ長男。ぐいぐい来る。
手を持って足で蹴って一回転する遊びを何度も求めてくる。
ロングスカートで足がスカートに引っ掛かるから、おうちでズボンに履き替えてやろう?と提案するが聞いてくれない。
そうそう、こういう所が嫌なんだ。
「嫌だ」「やめて」「こうするのはどう?」と言ってもしつこくやり続ける所。
だんだんと、やめてくれない長男への気持ちが塞ぎ込んでいた時に仲の良い先生が「お母さん大丈夫ですか?」と聞いてくれた所で涙が溢れだした。
先生が事務所で話を聞いてくれた。
保育園で泣きそうになるくらい、長男の育児が辛かったことはあるけど、さすがに泣いたことはなかった。
長男が「お母さんがいなくなった」と話していたようで、事情は察してくれていた。
先生にたくさん泣きながら話したら気持ちが晴れていた。
そういえば、姉や友達にも話はしたけど、泣きはしなかった。
『涙は心の浄化』
なるほど。
変わる夫
その日、まだ長男への不安感は消えてないけれど、ご飯とお風呂は済ませた。
20時過ぎに帰ってきた夫は私を労ってくれた。
結婚して10年。洗濯物を畳むのを5回も見たことがないけれど、「これから休みの日に洗濯物畳むわ」と言ってくれた。
直接的に夫への不満を口にしてないけど、妻の初めての家出で何か感じたのだろうか?
続く無気力感『抑うつ状態』
翌朝。たっぷり9時間寝たのに、身体が重たい。
何をしても心が晴れないし、辛い。
前日もそうだった。
身体が鉛になったようだとはよく言ったもので、あぁ、これが『抑うつ状態』ってやつね。
「頑張るな」と心に言われてる気がして、その日の参加予定だったペアレントプログラムは辞退させてもらった。
長男をなんとか保育園へ送り届け、帰りに普段買わないコンビニスイーツを買って食べてみたけど、やっぱり心も身体も重たい。
何もする気が起こらない。
幸い夫が休みだったので、泣いている次男を任せて別室で寝かせてもらった。
姉の家に持って行ったベビー布団。
なんだか「辛い時はまた来てもいい」と姉に言われてる気がしながら眠った。
結局次男も泣きながら来るので、何度も泣いた後に一緒に寝た。
目覚めたら身体がすっきりした
起こされて目覚めたら、身体がいつも通りに戻っていた。
今日は小学校で『就学前相談』
朝は抑うつ状態でちゃんと話せるか不安だったけど、行きの車の中で確信した。
「私、元に戻ってる!」
そのあとはやっぱり手こずる長男相手にイライラすることはあっても、【咽喉頭異常感症】も、【抑うつ症状】も出なくなりました。
さいごに
今の「保育園落ちて仕事していない時間」は、私に様々な経験をもたらしてくれます。
仕事をしていないから、休みを気にせず『家出』ができたのか。
仕事をしていないから、子育ての辛さが倍増しているのか。
今となってはどっちかわかりません。
自分勝手な解釈かもしれませんが、新しい経験をしたことで家族全員進歩したのかなと思っています。
お読みいただきありがとうございます!
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