ところでINFP-Tの皆さん。
私は、「生きづらい」です。
自分の内面といつも闘ってるような、そんな“矛盾”、感じてませんか?
・INFP ヤバい
・INFP 頭おかしい
私の経験を交えて
「INFPが生きづらいワケ」が
“内面の矛盾”にあるからではないかと推測しましたのでご覧下さい。
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INFPは“内面が矛盾”している!?
内向的感情(Fi)は?
優勢(第一機能) 内向的感情 Fi
補助(第二機能) 外向的直観 Ne
代替(第三機能) 内向的感覚 Si
劣勢 (第四機能)外向的思考 Te
上から順番に強い認知機能を持っており、大体は第一機能、第二機能ばかり使われているので、性格の構成はこの2つが基本となります。
第三機能は第二機能が機能しなかった時の「代替」の役割を持ちます。
第四機能はハッキリ言って「苦手」な部分。
私の場合の『外向的思考(Te)』は上辺で時々顔を出そうとしますが、やはり苦手です。
文章であればなるべく論理的になれます。
時間を掛ければ何度も書き直して、読み手が読みやすい文章に整えられるからです。
1つ記事を書くのに時間がかなりかかります。
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しかし、社会の中では頭の中でパッと論理的になって“表出”することが難しいので
予め紙上に伝えたいことをまとめてから話をします。これは幼い頃から思春期に感じる自分の「苦手」であると理解してきて(…と同時に他の大多数が自然にできることが自分には出来ないと劣等感を抱きます。)培ってきた「知恵」です。
では、INFPの1番強い
「内向的感情(Fi)」とはどういった性質を持つのでしょうか。
この機能が強い人は総じて、控えめで相手に敬意を表す傾向が強いです。まずは受け入れることを考え、その上で自分にとって居心地が良くなるにはどうすればいいかを考えます。
【MBTI】性格の違いを裏付ける8パターンの心理機能
自分自身のことを理解しようと絶えず努力します。 自分のモチベーションや価値観、感性を独立して扱うことができます。
自分の中核となる価値観と経験している感情に常に気がついており、内面における調和を大切にします。
感性豊かで、自分の様々な感情の機微を理解していますが、それらが表現されることはあまりありません。
無表情であっても、心の中では強い感情をひしひしと感じていて、内なる炎は大切に守られ続けています。
それは、人助けや、アイデアの実現、仕事の遂行、社会への貢献などによって具体的に現れてきます。 その結果、それを見る者の心を動かすことがあります。
内向的感情(Fi) - 16タイプの性格分類まとめ Wiki*
幼い頃から出来事が自分に与える感情的な影響や、自分がどう感じるかを非常に意識し、よく理解してきたことでしょう。あなたが経験や学習を積むにつれ、内向的感情(Fi)のプロセスもより洗練されたものになりました。
内向的感情(Fi)「理想を追い求める人」 | ナルメカ(ナルキンのそうなるメカニズム) -NaruMECHANISM-
個人主義でかなりの恥ずかしがりやなのに、自己完結では終わりたくない。実は社会に役立ちたい。
そんな感じの人だと思っていただければ…。
INFPの他に、ISFPも同じ第一機能にFiを持っています。
ちなみに高校の同級生の1番心を許せる親友がISFPです。
内向的感情(Fi)が強いとこんな記事を書きます
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外向的直観(Ne)は?
第二機能である「外向的直観(Ne)」を見ていきましょう。
素早く本質を見抜き、隠された意味に気がつきます。
ものごとを多角的な視点から解釈し、様々な可能性に基づいてあれこれと考え議論します。
外界の様子に好奇心を寄せ、いろいろなことに気がつきますが、 すぐに直観がはたらき始めるので、現実的な世界の様子をありのままに認識する時間は限られてしまいます。
そのため、心ここにあらずの状態になることがよくあります。
「この人物の背景はこうなのかもしれない。だから○○したのかもしれないな。」
「なぜ○○は▲▲なのだろう…」
とついつい考えてしまいます。(口には出さない)
私は昔から疑問というか夢があります。
しかし、この知的好奇心は際限がなく、次から次へと関心が移ってしまう傾向にあります。 そのため、漠然とした「予感」の段階で終わってしまうことがあります。 そのときは、明確な結論に至らず、行動の指針を与えることがありません。
実際にしっかりとした理論や作品にまで昇華するには、集中した努力が必要です。
上記の雨の話であれば、実際に探していけばいいのかもしれませんが(実際は、雲と地上の距離を考えても、漫画みたいな頭上に雨を降らせる雨雲を設置するとかしないと無理)、頭の中で考えては、また違うことを考えてます。
ほんと、大体こんな脳内をしており、しょうもないことばかり考えてます(笑)
可能性に対して開放的で、結論に対しても開放的なので、 焦点を絞ることができずそのことが本人にとっても負担になり、 他人に対してもフラストレーションを感じさせることがあります。
外交的直観(Ne) - 16タイプの性格分類まとめ Wiki*
直観力・洞察力には自信アリ!
合わせて読む
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第一機能と第二機能がチグハグ
INFPの第一機能(Fi)と、第二機能(Ne)はとてもチグハグです。
内なる正義の炎が強い内向的感情(Fi)と、知的好奇心が強い外向的直観(Ne)はどのような反応を見せるのでしょうか。
FiとNeの矛盾
・一人でいる時間がなにより必要
・思考している時間が嗜好であり至高
・でも誰かの役に立てる自分になりたい
・そのために社会的な関わりが必要とわかっているが想像するだけで面倒くさい
第一機能の内向的感情(Fi)に、第二機能の外向的直観(Ne)を掛け合せたらこうなります。↓
・でも自分を表出するのが苦手な恥ずかしがり+相手を尊重しすぎて(Fi)その洞察力は発揮されにくい(内に秘めてるだけで終わりがち)
・アイデアは浮かぶけど内向的感情(Fi)が邪魔して腰が重い
・だからまた頭の中(内的世界)で思考を巡らせて終わる
・そんな自分が嫌で嫌で仕方ない。やりたいことはあるのに、いつも(Fi)が邪魔をする。本当は「本来の自分として」社会的に関わりを持ちたい
そうです。
Fiが社会的な面を阻害しているのです。
INFPにはなくてISFPに備わってるもの
ではなぜ同じ第一機能に内向的感情(Fi)を持つISFPは生きづらさを感じにくいのでしょうか?
INFPは人口の4%と言われますが、
ISFPは人口の17%と、とても多くの方が該当します。
もしも17%の人々が、INFPのような生きづらさを感じてたら世の中陰鬱でしょう…(^_^;)
ISFPは生きづらさを感じないわけ。
それは第二機能に外向的感覚(Se)を持つからなんです。
Seというのは言わば
「地に足がついている人」であること。
外向的感覚(Se) は現在に焦点を当てる心理機能で、(今、自分が感じている)五感を頼りに現在の状況を素早く把握できる機能です。
「過去も未来も見るな。今を生きろ。」
今を生きられる人はストレスを感じにくい。
夫がESTPで、第一機能に外向的感覚(Se)を持ちます。
本当に人間関係では一切クヨクヨしないストレスフリー人間です。
(体調不良や自分の時間がなくてストレスを表出するが)
やはりFiとNeはケンカする
しかしINFPは第二機能にNeを持つので、未来志向です。
「こうだったらこうかもしれないな。」
「これをしたらこうなるかもしれないから、こうしておこう。」
先々の未来を思考することは、リスク回避にはとても良いと思います。
内向的感情(Fi)と第三機能の内向的感覚(Si)も合わさってより「慎重である」ことは決して悪いことではありません。
しかしこの気質が強いせいで、やってみたい気持ち(好奇心)を封じ込めてしまいます。
↓
「ちょっと待って、本当にこれは自分の価値観に合う?やるべきことなの?社会に役立つ?他に誰かがやってるんじゃない?調べてみよう。(Fi)&(Si)」
↓
「ふむ。そのためにはまず、○○やって□□するんやな…。めんどくさ…あ!今日▲▲しようと思ってたんやった!
(Te 使われず現実世界かNeに戻る)」
こんな日常の繰り返しでいつしか
『自分は最後まで何かをやり遂げたことがない』
という気持ちだけが積み重なり、自分を責め、自己肯定感が下がります。
幼い頃から内向的感情(Fi)で社会性よりも自分の世界を持ちやすく、感受性の高さと独自の考え方、内気であることで周りと距離を感じます。
しかし、外向的直観(Ne)で好奇心旺盛でやりたいことはたくさん思い浮かぶ。
そして先々を考える際には、内向的感情(Fi)は社会性を拒み、人間関係での不安や緊張を感じさせる。
そしてこう言われるんですよね…。
外面のNeで仮面を作る
Neは『直観力・洞察力』の達人です。
Fiは学校・職場などの“社会”で非常に生きづらい特性です。
相手の感情が手に取るように伝わってくるので、相手のことを尊重しすぎて関わりに臆病になります。
ISFPの持つSeのような、「今ここ」で自分の感覚で周りに合わせる感覚は持ち合わせていません。
だからNeの『直観力・洞察力』で人々を観察して、社会を学ぼうとします。
それは自分が作り上げた「感覚」ではありません。
“みんなから好かれている誰かの真似”をしようとしてしまうのです。
これでは内外の矛盾を感じてしまい、「本当の自分はここにいるのに、誰にも理解されない…」気持ちが作り上げられていきます。
自分は無価値であるという自己嫌悪に陥り、「自己不全感」を作り上げてしまい、INFPは抑鬱になりやすいと言われても仕方ありません。
これを過敏型自己愛と言います。
→自己不全感、過敏型自己愛についてはこちら
【MBTI】INFP-Tが生きづらい理由『自己不全感』『過敏型自己愛』とは?自己愛性パーソナリティ障害と関係あるって本当? - 発達凸凹BOYとの日常
苦手なTeに憧れるも…撃沈
ほかにも、苦手な外向的思考(Te)に目を向けて「考えるな、行動しろ」的な本を読んで、社会に役立つ人間になろうと頑張ろうとしても、どうしても第一機能のFiが顔を覗かせてきます。
「できる人」「社会人として成功している人」が持つTeが自分には使いこなせなくて、嘆く日々です。
さいごに
なぜ、INFP-Tの人々は「生きづらい」のか。
そこには心理機能の作用が関係しており、第一機能と第二機能の“矛盾”が作り上げたものでした。
ISFPのように自分の感覚で周りに合わせられない。
ISTJのように自分が自分のままでいいと認めてあげられない。
このような「自分」↔「社会」との関係性の難しさが生きづらさを作り上げているのでした。
【続編】INFPが抱えやすい自己不全感についてはこちら
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