私の悩みの種である長男には
- 頑固
- 自己主張が強い
- こだわりが強い
- 指示に従わない
という特性があります。
こういう子の親はか·な·り!疲れます。
しかしなぜこういう特性があり、そんな行動を取るのか。
発達障害?
自閉症スペクトラム?
ADHD?
HSP/HSC?HSS型HSC?
ギフテッド/タレンテッド?
それぞれの行動を解析します。
この子はなぜこんなに育てにくいの?
発達凸凹っ子の育てにくい理由にはご家庭事情や環境、お子様により、様々な理由があります。
その中でも
- こだわりの強さ
- 頑固
- 自己主張が強い
- 指示に従わない
という特性を持つ子どもがいます。
一つ一つ、なぜそういう行動に出るのかを紐解いてみます。
こだわりの強さ·頑固さ
- 自閉症スペクトラム
- ギフテッド/タレンテッド
- HSP(HSC)
- △ADHD
「こだわり」と「頑固」の違いを目的と手段という観点から解説するよ – てつたま~哲学のたまご~
こちらに【こだわりの強さ】【頑固さ】の言葉の意味合いを解説されているサイトがありました。
·頑固な人→手段に執着
·こだわりのある人→目的·結果に執着
自閉症スペクトラム
自閉症スペクトラムの強いこだわりの理由は、
その行動を取ることで落ち着きを得ている
という理由が一番妥当ではないかと思います。
感覚過敏の子には“やらなければ落ち着かないから仕方のない”こだわりというのもあります。
限定された反復的で常同的な行動、興味、活動の様式をもつ。
- 特定の行動や活動(ルーチンや儀式)への異常なこだわり
- 変化に対する抵抗
- 同じことを繰り返す常同行動(手をひらひらさせたり、くるくる回転させたりする)
- 特異なものへの執着
- 限られたテーマに没頭する
- 物体の一部に対する持続的な熱中
- 動くものに対する強い興味
Jpn J Psychosom Med
57:19-26, 2017より
上記のサイトの言葉の意味合いで言うと、自閉症のこだわりは、『頑固さ』に近いかなと思いました。
但し、自閉症の場合は「頑固さ」とはまた違うような…脳の障害が原因と言われているので、やはり「(仕方ない)強いこだわり」という方が言葉の意味としては合っていると思います。
ADHD
ADHDの子はこだわりはあまりないようですが、あるとしたら『親(または目上の人物)への反抗心』の可能性もあります。
親(特に母親)がこういう時に嫌な顔するなと学習したら、わざとそれにこだわって毎回し続けるようなイメージです。
自分がいつも一番でないと気が済まない、いつもずっと自分に構って欲しくてやっている、反抗挑戦性障害になり得る気質の子に多いです。
また、ADHDと自閉症スペクトラムは併発している人が多いと言われてますので、ASDが強いと強いこだわりを持つ人がいると思いますが、ADHDが強いタイプだとそこまで目立ったこだわりはないと思います。
HSP·ギフテッド·タレンテッド
HSP·ギフテッド/タレンテッドも感覚過敏持ちが多く、刺激を過剰に受け止めてしまいやすいので、結果的にこだわりになっている可能性があります。
私(HSP)も感覚過敏からくる“仕方のないこだわりの強さ”があります。
(人工甘味料受け付けないとか、元喫煙スペースがあった店も避けるとか)
www.hattatsu-decoboco.com
www.hattatsu-decoboco.com
また、ギフテッド/タレンテッドやHSP(HSC)は研究者気質な“凝り性”としてのこだわりの強さを元々持っています。
HSPの私も、上記のサイトのように「全て試して比較をしてからより良い物を選びたい」という気持ちが強く、それは知的好奇心や探求心から来るこだわりです。
私は結構意地っ張りな部分があるので、頑固かもしれません…。
自己主張が強い
自己主張とは、物事に対し、自分はどうしたいのかを主張することを言います。
自己表現とは、自分の中にある何かを表にだすことです。
わがままとは、自己主張に「甘え」が入っていることを指します。
自己主張が強いということは、自我が強く、意思が強固であり、それを表現する力も強いことと言えます。
自閉症スペクトラム
自閉症スペクトラムの子が強い自己主張を出すとすれば、やはり上記の「こだわり·頑固さ」からくるものではないかと思います。
感情から発するものというより、強いこだわりを覆したくない(覆せない)変わることや、いつもと違う事柄への不安や恐れの気持ちから、癇癪やパニックなどの方法で自己主張をするのだと思います。
ADHD
- とにかく落ち着きがない
- 多動
- 気が散りやすい
- 好きなことはいくらでもするけども、そうでないとすぐに飽きてしまう
- 衝動的
- 身勝手で自己主張が強い
- とてもおしゃべり
- 順番が待てない
- 邪魔をする
長男は家のような落ち着く環境や、私や主人が一緒だと全くこの通りになります。
特に「身勝手で自己主張が強い」は言葉の意味そのままで、身勝手すぎて毎日辟易してます。
保育園では身勝手な行動は慎んでいるようです。(それがかなりのストレスになっているらしい)
△HSP·ギフテッド·タレンテッド
HSPは自己主張は強くない(むしろ弱い)です。
HSS型HSPだと、行動力や自分に自信がある人が多いので(HSS型HSPは後天性説)自己主張が強くできる人が中にはいるのではと思っています。
しかし、和を乱す程の自己顕示はしないでしょう。
ギフテッドは
平均以上の能力、高い目的達成意識、高い創造性という3つの特徴が、互いに関連しあい、それを反映した行動がギフテッド/タレンテッドの定義である。
また
刺激への激しい反応や敏感さ、自己批判能力、高い精神性や感情性といった、より高い人格へ成長する潜在能力
(wikipediaより)
という特徴があるように、幼少期からの自我の発達が早く、頑固だな~とか、負けん気が強いな~とか、何となく感じるような子どもが当てはまりそうです。
長男は0歳児から自己主張激しくて、言いたいことがたくさんあるから、むず痒くて泣いてるような自我の塊のような子でした。
確固たる自分の意志のような自己主張の強さが窺えます。
ギフテッド/タレンテッドとHSP/HSS型HSPの自己主張の強さは、個人差によるものが大きいです。
あくまでも子ども時代の話です。
現在の日本のギフテッドに対する制度では宝の持ち腐れと言われており、過度激動で適応力がある人とは言い難いギフテッドにとって、生きづらい世の中になっています。
そのため、ギフテッドは鬱などの二次障害になりやすいようです。
指示に従わない
自閉症スペクトラム
自閉症スペクトラムによるところの「指示に従わない」は、意思疎通の困難さや、集団指示が通りにくい、視覚的な支援が必要等の、保育者側のサポートによっては上手くいくケースが多いのではないでしょうか。
意思疎通の困難さは、繰り返し教えてあげたり、認知行動療法やSSTを活用し、経験を積むことによって良くなることも多いかと思います。
ADHD
ADHDの「指示に従わない」は、不注意や衝動による面と、反抗心の面の2通りがあるのではと思っています。
①不注意があると指示が耳に入りにくいと言えますし、衝動性が強いと自分のやりたいことを優先してしまう。
②強い反抗心は、とにかく目上の人の言うことを聞かない子がいます。
(自己肯定感の低下による反抗挑戦性障害という二次障害の可能性)
脳の機能異常で“出来ない”こともあるし、
“わかっているけどしたくない”の2パターンがあります。
②の反抗心の芽生えは、①の注意や叱咤を過剰に受けすぎた結果、または自己肯定感が上がりにくい性格による原因が問題とも言えます。
ADHDの子は特に「普通の事を褒める(認める)」ことを推奨されています。
×HSP/HSS型HSP
HSPは平和主義者なので、和を乱す行為をしたくない為に、人の指示には従うでしょう。
但し、内面では沸々とした反抗心や怒りを抑えてる可能性はあります。(ソースは私)
ギフテッド
ギフテッドは高IQという特徴があるために、同年代でやっている事柄(勉強·遊び·会話)に対して子どもっぽく感じたり、退屈しやすいです。
そのため、やることを苦痛に感じてやらないなど、結果的に「指示には従わない」ように見えてしまいます。
自己主張が強いタイプだと、指示に従わないし、反対に自己主張することすら子どもっぽいと思うような子であれば、表面上は指示に従うでしょう。
さいごに
私なりに色々と紐解いてみました。
長男はまだ5歳だからとWISKという検査を受けられませんが、もしかしたらギフテッド(高IQではなさそうだからタレンテッド?)かも?という可能性も視野に入れながら観察して分析·解明しています。
根っからの内向型HSPであり、自己主張が弱くてさらに長男から見て異性の私には、この理解不能な生物はわからないことだらけです!
また長男の研究結果をブログ書きます。
お読みいただきありがとうございます!