こんにちは!Riccaです。
今回は我が家の【視覚支援】をご紹介したいと思います!
発達支援センターに通い始めた頃に「いちくんは“視覚優位”のようだから、分かりやすい絵カードなどを作成し、見せるようにした方がいい」と言われ、そこから作り始めました。
それが4歳半頃のことです。
全くの無知からの作成だったため、プロのような仕上がりではありませんが、参考になったら嬉しいです!
視覚支援とは
視覚支援とは、絵や写真、文字などの視覚情報を使って、子どもが目で見て理解し、行動できるようになることを目的とした支援です。
視覚支援のメリット
- ひらがなの読めない子でも理解できる
- 注意散漫な子にも、近くで絵を見せると他の情報をシャットアウトできるから理解しやすい
- 数字や文字を覚えるキッカケになる
- 掲出すれば子ども自ら省みることができる=「自分で出来た!」の自信がつく
- 保育者が叱ることが減る=自己肯定感を損なわせずに済む
発達凸凹児でなくてもとても役に立つ支援で、流行りの『モンテッソーリ教育』も視覚支援を使った教育方法が多いです。
大人に教えてもらうのではなく、ひらがなを読めなくても絵を見て理解できるので、『自分でできた!』のたくさんの経験が子どもの土台を強くします。
視覚優位とは
人が情報を知覚する際に、 人それぞれに得意とする感覚があります。
その得意とする感覚を『優位感覚』と呼びます。
優位感覚には、
視覚情報の処理を得意とする『視覚優位』 聴覚情報の処理を得意とする『聴覚優位』 身体感覚情報の処理を得意とする『身体感覚優位』
の3種類があります。
お子さんは○○優位?チェック!
こちらのリンク先で長男のチェックを行いました。
★A…視覚優位10点
★B…言語優位7点
★C…聴覚優位5点
やはり作業療法士さんに言われた通り、長男は『視覚優位』な子どもでした。
我が家で行った視覚支援
以前ご紹介した記事です。
www.hattatsu-decoboco.com
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我が家の壁に掲出している視覚支援
定型の子どもより、発達凸凹の子どもは「ちょっとだけ」や「少し」や「もっと」という『曖昧な表現』が理解しづらいようです。
絵や数字で表すことで、『曖昧さ』を回避するように作成します。
声の大きさ表
- 声は出さない→数値0
- ありさん→数値1
- りすさんの声→数値2
- うさぎさんの声→数値3
- ライオンさんの声→数値4
- ぞうさんの声→数値5
興奮すると大声を出したり、奇声を発して威嚇したりする長男に、「今の“5のぞうさん”の声だったよ」と注意します。
「今の声は“4のライオンさん”みたいに大きな声だったなぁ。
“3のうさぎさん”の声でお願いね。」
「今は寝る時間だから“0の声”声は出さないよ。心の中でお喋りしてね。」
などなど、『頭の中のイメージで理解』してもらおうという作戦です。
子どもの気持ちになってみると、
「ちょっと!静かにして!」「うるさい!」
と言われるより、楽しく言うことを聞けそうですよね。
近くに紙がない場合は、指で数字を表して見せながら言います。
怒りの温度計
- 嬉しいの気持ち→数値0
- 普通→数値1
- 楽しくない、話をしたくない→数値2
- 調子が狂う、不機嫌になる→数値3
- 頭にくる、悪態をつく(悪口を言う)→数値4
- 爆発、物を壊す、大癇癪→数値5
興奮すると感情のコントロールが利かなくなる長男に、『今の自分の気持ち』を理解させるための温度計です。
自分の気持ちを知って値をつけることにより、脳の端で考えるクセがついてきて、徐々に
自分のことを客観的に見れる力=冷静になれる力を養えるそうです。
大人の怒りのコントロールが利かない人にも『アンガーマネジメント』として、この温度計が使われます。
今時の子どもなのでこの温度計のデザインを知らず、「なんでここは赤いの?」と色々質問されます(笑)
長男の場合、数値1から急に数値4や5までグイーンッと怒りがこみ上げやすく、暴力がすごいので、私たち家族が生活していく上で最も困っていることなので、改善していきたいです。
日々の生活
育休中の今のスケジュールのため、保育園の時間は9-17時で作成しました。
作成してまもなくコロナウイルスの流行のため、まだちゃんと使えてません(-_-;)
おおよそのスケジュールをイラスト化、上には子ども用掛け時計も購入し、ついでに時計の読み方も覚えてもらおうという作戦です。
セイコー クロック 掛け時計 知育 アナログ 白 KX617W SEIKO
- 発売日: 2013/01/18
- メディア: ホーム&キッチン
このイラストの長男は『理想の姿』であり、私の願望です。
朝は爽やかに起きて欲しい、弟と仲良く遊んで欲しい、こどもちゃれんじを毎日して欲しい……『視覚優位』な長男がこのイラストを見て、少しでも意識してくれたらなと思ってます。
イラストが下手でも大丈夫
私は下書きが苦手(めんどくさい)なので、ボールペン一発描きでぐちゃぐちゃなイラストになることもしばしば。
大まかでも子どもに伝わるイラストならなんでもいいと思います。
ちょっと改変したい
自閉症スペクトラム障害の特性なのか、意外と「キッチリ」したがる部分のある長男。
だらだらとした見通しのつかない生活は、生活リズムが乱れてしまい、感情の起伏が激しくなるのが今回の新型コロナウイルスの登園自粛でわかりました。
なので、もう少し細かくスケジューリングし、メリハリのついた生活リズムver.を作成したいと思っています。
さいごに
今回は『声の大きさ』『怒りの温度計』『生活リズム』をご紹介しました。
発達支援センターでコピーした視覚支援のイラストをもらえる場合もありますし、探せばフリーでダウンロード出来るところもあります。
インテリア的にはあまりべたべた貼りたくない…のは本心ではあります。
でも発達凸凹児を育てる上で、私自身が「怒らないため」にも必要不可欠なのが視覚支援です。
他にも色々ペタペタ貼ってますのでまたご紹介しますね(*^^*)
使用した商品紹介
- こちらの『ひっつき虫』で壁に貼っています。
- ラミネーターはこちらです。
- ラミネートフィルムはこちらです。
アイリスオーヤマ ラミネートフィルム 100μm A4 サイズ 100枚入 LZ-A4100
- 発売日: 2004/09/21
- メディア: オフィス用品
- 色塗りはこちらです。
サクラクレパス 色鉛筆 クーピー 12色 ソフトケース入り FY12-R1
- メディア: オフィス用品
ここまでお読みいただきありがとうございます(^-^)/
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