発達凸凹BOYとの日常

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発達凸凹BOYとの日常

【ADHD×HSC】1年生の6月で早くも遅刻50回越えの長男。登校渋りが激しすぎて母白目

発達障害 発達凸凹 自閉症 ADHD HSC HSP 登校渋り 登園渋り

我が家のADHD診断済のHSCボーイこと
長男“いち”。

2021年度小学校入学して、心配していたことがやはり起きています。


そう、登校渋りです。

長男の登校渋りは今に始まったことではない

長男いちの登校渋り。
昨年までは保育園で年がら年中登園を渋っていました。

さらに遡ること3歳児クラス(年少)から、彼は毎朝毎朝年間にして300日以上は登園を渋っていました。

2歳児クラスからも実は怪しかったのですが、はっきりと嫌がりだしたのは、年少クラスが始まってからの4月からでした。

ちなみに彼は、乳幼児が100人在籍する公立のこども園(保育園)の1歳児クラスから、園も変わることなく通い続けていました。
市立ということもあり独自の方針などもなく、広い園内でのびのび過ごしていました。

なのに、なぜ…??

保育園でも小学校でも、行ったら行ったで楽しんでいる。
遊びに夢中で帰りたがらないことも多かった。
朝になると何でそんなに保育園にもいけなくなるの?

登園渋りの理由はなに?

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ちょうど次男を妊娠したのが、年少クラスになる手前の3月か、4月頃だったので、何かを感じ取ったのか?も思ったが、確証はありません。

産前休暇ギリギリまで働き、その後2年半も仕事を休んでいたから、私が家にいることを感じ取って(長男には仕事行ってると思わせていたので、休みだと気付いたのは年長の終わり頃だったが)登園渋りをしていたのか。

それも確証はないが、彼は『何となく感じ取る力』はとても強いので、原因の1つかもしれない。


私は年長の頃、なぜ長男が登園したくないのかを朝の登園渋り中に聞き出して紙に書いていったので、一言一句お伝えします。

その理由とは、、、

·先生の言うことを聞かないといけないから
·先生に怒られる
·給食で嫌いなものが出る→食べるのが遅くなって遊ぶ時間が減るのが嫌だ
·○○くん(体格の良いASDの子で仲良しだった)にワケもなく殴られる
·「入れてあげない」って言われる
·遊ぼうとしてたオモチャが取られる
·遊ぶ場所を先に取られて嫌だった
·お片付けがめんどくさいから
·相棒(本当の友達)が少ない→同じ遊びが長く出来なくて一人ぼっちになる
·一人で遊んでもいいけど、一人で遊ぶのはつまらない(長男はおままごとや探検ごっこなど、他の子が遊ばないような遊びが好きだった)
·お昼寝の時間が嫌(真っ暗で見えないのが嫌)

年長の初期辺り(ちょうど一年前)に聞き取りしてメモに残しておいたのですが…


なんだか、
闇が深い。

なんなんだろう
なんでこんなに1つ1つを重く受け止めてしまうのだろう?

いや、HSPで元HSCの私にも分かるんですがね。
グサッ!!と来る衝撃が、一般の人より大きいです。
小さい頃は特に、心にいるモノ、いらないモノの餞別が難しい…
これがHSCが感受性の強さのワケです。

これが“強い感受性”のせいだとしたら、やっぱりこの特性は『集団生活に向かう』長男にとって、かなりの重りになってしまっていると感じます。

長男は私よりも、日常の1つ1つの出来事を強く受け止めすぎている気がする。
「入れてあげない」なんて言われる方が少なかっただろうし…
給食は大抵が触覚過敏が原因なので、『感覚の過敏性』の影響が出ている部分もある。(小学校でも嫌いな物が出るのが嫌だと言っている)


対人面の長男はやはり不器用さがあり、積極性はあるが一方的になってしまうことも多い。男の子なので精神面の成長が女子よりも遅いので、尚更かと思います。
ここが、対人面で上手くやれていた私と違うポイントなのかもしれない。

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発達性ディスレクシアの可能性


長男は発達性読み書き障害(ディスレクシア)かもしれません。
文字の書き写しが困難で、先生に赤ペンで書いてもらい、なぞっています。

本人も「俺は書けないから…」と漏らすこともあるようで。
現在「ま行」まで習っていますが、それまでに習ったひらがなの読みも厳しい状態です。

また、手先の集中力のコントロールに支障がある“超絶不器用”な「発達性運動協調障害」は、既に作業療法士さんの確認を取っています。

ただでさえ心の土台を作るのが難しい性格なのに、身体的不器用さまでこんなに付随されていたら、周りとの差が分かってきてる今、自尊心の低下を防ぐことを第一に考えなければなりません。



ADHDな小1長男の朝の様子

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齢6歳にして登園渋り歴3年の彼の、小1現在の朝の様子。


朝はまずYou Tubeを観ることから始まる。
朝起きて開口一番は「ねぇYou Tube観ていい?」

紆余曲折あり、今は『15分程度の動画1つ』で落ち着いた。
本当に紆余曲折あった。書いたら記事1つ書けてしまうくらい大変でした。


私は、You Tubeやテレビを観てる間はご飯を食べさせないようにしている。
もちろん教育上、なるべく子ども全員がそうしなければならないという研究結果の元にやっているのだが、1つのことに集中しすぎる傾向のある彼は、特に制限が必要であることがわかっている。


長男がYou Tubeの間に、次男の朝ごはんを進めて自分の準備を進める。
本当は、同じ時間に朝ごはんを食べて欲しい。しかし長男は私の意見を絶対受け入れてくれない。自分の意志が強固すぎるのだ。

最近は「ちゃんと」動画1つで終わらせることが多くなってきた。
ズルをして2つめを見ようとするときは、お互いに気分も悪くなるし、大抵後々に機嫌や癇癪に響いてくる。


今やっていることは、動画1つで終わらせることができたら特上に褒めまくる!
約束を守れる日と、ズルしてしまう日の違いはわからない。人間だから、まだ観たい、もう止めとこうのリズムが一定じゃないのは当たり前かもしれません。
いつかは100%約束を守れるようになって欲しい。


興奮した気持ちを抑える方法

You Tubeの約束の時間を守らせようと、無理に消そうもんなら「このくそババァ!」と泣きながら一発殴られ。
これでもかなりマシになりました。私はこの理不尽な暴言と暴力に、どれだけ心を無碍にして、泣いて悩んで、あらゆる機関に相談してきたか。

加えて発せられるは「もう学校行かないからな!」
とギャーギャー喚く。

応答しない。無視をします。

長男は気持ちの切り替えの苦手さが強く、他人からの刺激に敏感なので、自分の力で落ち着く時間が必要です。


そして少し時間が経って「こっち来て!」と甘えモードに切り替わり、布団に招待される。

長男の用意した枕に、
ありったけの毛布をかき集め〜♪
「ここに寝て♡」と言われて、長男はふふふっ♡とニコニコして身体を密着させる。
長男が満足するまで、私は横で寝転ぶ。

これは長男が行き着いた『荒れた感情を落ち着かせる方法』のようだ。

しかしこの方法をする時間は、大抵次男がご飯を食べ終わり、遊び食べを始めてしまい、グチョグチョのまま「降りる!降りる!」と勝手にハイチェアから降りだそうとする時間に、長男のそれはやってくる。

そして私は、体温表に記入、連絡帳3つ分の記入、その他2つ分の水筒の用意や、着替えやおむつ補充などの仕事が残っていること等を考え、頭の中はぐるぐる巡っている。
あ!しまった!まだメイクできてない!
朝は忙しい。


長男に向きやってやらないといけないのは十分わかっている。
でも心は、次男のこと、準備のこと、仕事のこと、学校のこと、保育園のことで頭はいっぱい。

癇癪を起こす前にサインを見逃さないこと、事前に防ぐことが大切だとLITALICO発達ナビPLUSで教わりました。
発達凸凹っ子が興奮したら、もう止めることは難しいようです。
もし癇癪を起こしてしまったら、「水を飲む」「好きな遊びをする」気持ちの切り替え方法がありますが、長男いちには「お母さんと布団にくるまること」が良かったようです。
本人が自分で決めたこと、見つけたことが良かったようです。

朝ごはんもじっとしていない


いや、まだ朝起きてYou Tube観た話しかしてません(笑)


次に朝ごはんです。

『必ず』彼がリクエストした朝ごはんを用意。
違うご飯を勝手に作っても食べてくれません。


ご飯中も彼は黙っていません。

マイクラの話や、架空のYou Tubeチャンネルを作って一人で話し始めたり、急にウロウロしてご飯を食べることを途中で忘れてしまったり、寝転んだり、次男にちょっかいをかけて全く進みません。

次男は彼にとっての『刺激』である。
次男を見つけると必要以上に絡む絡む…。
興奮して気持ちが昂ると「ふんふんふぃーん!!」とよくわからない声を出しながら手を出す。これは次男相手だと特に出やすい。たまに泣かせる。


タイムタイマーもどきで20分に設定すると多少効果がありました。
毎回ではありませんが。。

お着替え〜服薬〜登校拒否


着替え1つも一苦労。
目の前に置く、手に持たせる、選ばせる……
などなどをしても、彼の頭が100%着替えに集中が向かなければ、違うことを始めてしまう。または一回脱いだパジャマをまた着ることもある。
服の前後はよく間違える。


気分が乗らなければ、「着替えさして〜」と言って着替えを放棄。

先述のYou Tubeの件でご機嫌斜めになってしまうと、「ギャー!」と言いながら無理矢理に着せた服をまた脱ぐ→着せる→脱ぐ→着せる→…の繰り返しに。


現在はアリピプラゾールを毎朝飲んでおり、去痰薬やアレルギー薬が出る日もある。
そして毎朝薬を飲ませるタイミングの見計らいに苦労する。

なるべく朝You Tubeに集中している時間に飲ませるのがいいが、忘れてしまうと、「しっかり落ち着くことのできている時間」でないと、キャー!とはしゃいで逃げて薬をなかなか飲もうとしてくれないのである。


子どもあるある
「学校行くよ」からの長時間う●ち。


そしてまた布団に潜りに行こうとする。
そして始まる「今日学校行かない」


登校拒否はこんな様子


布団の上やソファから動かない。
レゴを取り出して遊び始めることもある。
私の問いかけにはあまり応答しません。
なんだか上の空です。

この気持ちの切り替えに付き合っていたら昼になってしまう。
誰かが待っている、誰かが家に居ると分かったら長男は動かなくなる。


先手先手で、先に玄関から外に出る。鎌を掛ける。
最近はこの‘’掛けた鎌‘’は無惨にも無視されることも多い。そしてしばらく待っても来ないから、私は次男を連れてまた家に戻ることもある。

マンションの下で自転車を出して待ち、インターホンから呼び出すことも何度もある。

そして8:30は余裕で過ぎてしまう。

遅刻しながら毎朝門まで送る。

門からは真っ直ぐ学校に入らない。花壇に登ったり、木の枝を拾ったりダンゴムシを見つけたり。
そして大抵は下足室近くで支援の先生が待っててくださっている。


「今日は教室まで行ってあげる」
この言葉で布団から被って出てこなかった長男が、ニコニコしながらようやく動き出すことも何回もありました。


つい先日も、何度説得しても着替えてくれず、着替えさせてもくれず、動かない。

ついに私も仕事の時間ギリギリになり、数十分後には主人も家を出る。
もちろん長男は完全遅刻。

「お父さんもお母さんも次男も、みんな家にいないよ」

「いい。1人でダラダラするから。ピンポン鳴っても出ない。学校行かない。」

「そう…じゃあお母さん遅刻するから行ってきます。」

階段を降りる所で、裸足とパンツのままで外に出てきた。
次男は階段で先々降りて行ってしまうし、下半身パンツで裸足のまま階段を降りようとする長男。。

自分の荷物に次男の保育園の荷物、長男のランドセルと着替えや靴を持って追いかける朝。

主人が協力してくれて何とかなりましたが、出勤前のカオスに発狂しそうでした。



 

小学一年生の6月で遅刻50回以上で懇談2回

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長男のためだけに、特別に懇談の時間を2回も作っていただいたのです
他の子ども達の懇談は、これから夏休み前に初めてします。


1回目は
担任のベテラン先生と、担当の支援の先生と3人。

2回目は
加えて支援コーディネーターの先生と4人。


『朝が大変だ』という話がメイン。

支援コーディネーターの先生の息子さんも、なかなか手こずるタイプのお子さんだったようで、「起立性調節障害気味」らしく、朝はいつも苦労されたようだ。
話を聞いていると長男とそっくりで、何度か泣きそうになった。


そうそう、同じ悩みの人と私は話がしたいんだ。


長男の学校の様子としては、先生たちが口を揃えて言うのは
「学校に来たら大丈夫。すごく楽しそうに過ごしている。」

先生の小ボケにも一番よく笑うし、いつもニコニコしていてとても可愛いと言ってくださった。

麻婆豆腐の給食では先生の所に行って
「これはご飯にかけてもいいですか?」と聞きに行く。

先生は「ご飯にかけてもいいし、そのまま食べても、どちらでもいいですよ。」
と答える。

「先生!半分はご飯にかけて、半分はそのままにしました」と嬉しそうに先生の所へ報告する。
我が息子ながら可愛いなと思いつつ、先生の言葉のそのままを受け止め、そのままを実践する辺りが『完璧主義的』で疲れそうだなと思った。


ーー長男は人からの言葉を心に受け止める力が強い。

年長の頃の児童発達支援施設でした色塗りを見せてくれて、「プロセス褒め」しないと!と考えた私は

「わぁー!すごいキレイに塗れたね!色も合ってるし、全然はみ出さずに塗れてるね!頑張ったね!」

となるべく『行動』を褒めるように心掛けた。
長男は「こことか…こことか…はみ出してるし」と照れながらも、素直に受け止めないのはよくあることでした。


しかし次の回の児童発達支援で、全く同じ塗り絵をしたらしく、先生から「今日も色塗りをして、はみ出した所を消しゴムで消してと言われたのでそうしました」という報告を受けた。

「はみ出さずに塗れたね」は結局は「結果褒め」だったのか……と、完璧主義的な長男をまた1つ小さく苦しめていたのか…と考えたものでした。


プロセス褒めや結果褒めについてはこちらのベストセラーの著書で勉強しました。



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先生方に聞いた対処方法


★朝のYou Tubeのせいで学校に来れないのではない。
(私がそう思って禁止にすることもあった)
元から「朝にはパワーがないタイプ」だと思う。
★「一貫性」に囚われすぎなくていいこと。
その日に応じて甘くしても構わないこと。
★成功したら短期的な報酬を与える(1日や翌日単位)
★どうしても動けない日は教室までガンガン付いて行ってあげる
★遅刻しても昼に来ても構わない。来れるだけで花丸。
★宿題は無理にしなくてもいい。
★外で頑張っている分、家(特に私に対して)での過剰な甘えであり、お母さんにとっては大変なことだが、子どもにとってはとてもいいことである。
★私はよく頑張っている。


先生方に「お母さんホンマによく頑張ってますね。」と言われる度に、胸がギューッと苦しくなり、涙が溢れるのを堪えてました。


さいごに

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現時点最大の悩みである
『朝の登校渋り』

長男が朝学校へ向かえない理由をまとめました。

・感受性が強く、完璧主義思考で疲れやすい
・集団生活を送るのに十分なパワーが必要
・朝は何らかの理由で気持ちが前に向きにくい
 (起立性調節障害に似たもの?)
・パワーの補充はYou Tubeや十分すぎるほどのスキンシップ
(1つでも好きなことがあることは素晴らしいこと!)

やっぱり「いつか」行けるようになるその日をおおらかな心で待つしかなさそう。

その「いつか」の日まで、私が折れてはいけないし、長男を尊重しないようなことをしてはいけないのだと、先生方と懇談をして思いました。


ハードモード育児はあと何年続くのかな!?


お読みいただきありがとうございます。


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