アトピー性皮膚炎
今回は子どものアトピー性皮膚炎 ✕ グリメサゾン軟膏について書いていきたいと思います。
この記事の内容はアトピーっ子を持つ一般市民の二児の母親の経験談であり、その効果を保証するものではありません。
乳児湿疹が始まる
長男は乳児湿疹が出始めたのは生後3週間頃でした。
それまでキレイなお肌と可愛い顔だったのが、ぶつぶつになりました。
乳児湿疹自体は新生児~生後2ヶ月の乳児のほとんどに表れると言われます。
大抵は“母体の中にいた時からのホルモンの影響で脂っぽいお肌”という理由からだそうです。
後述しますが長男の場合は“乾燥しすぎのお肌”のため、脂が原因ではありません。
母乳もかなり飲んでいたこともあり元々パッチリしていたお目々は肉に埋もれ、頬やお腹は赤いぶつぶつになりました。
不安で不安で乳児湿疹をネットで調べていました。
ですがネットはデマが多くて私と息子も何度も騙されました。
産院での沐浴指導では「赤ちゃんの肌はしばらくは脂っぽいからよく洗って下さいね」と教わりました。
使っていたのが石鹸の泡ソープだったので、ちょびっと美容オタクでもある私は「石鹸で洗うんですか?」と質問しました。
「なんでもいいですけど、石鹸でもいいですよ」と答えられました。
入院5日間、助産師さんが沐浴してくださっていたのでうちの子は頬がいつも真っ赤でした。
沐浴後の保湿はありませんでした。
エビデンスはわかりませんが、長男は40週で産まれたにも関わらず、鼻皮脂(生後すぐの赤ちゃんに見られるお鼻のぶつぶつ)が見られませんでした。
新生児室の他の赤ちゃん達や、次男が誕生したときはしっかり鼻皮脂がありました。
入院中、私はピンッと来ました。
「この子は乾燥肌だ」と。
主人が超がつくほどの乾燥肌で、小児アトピーだったと聞いてました。
でも自分自身がアトピーではないし、小学校の時の親友がアトピーで大変そうだったのは知っていましたが
いざ自分がお世話する子どもにアトピーの素因があってもケアの仕方はわかりません。(当時は乾燥肌とは思っていたがアトピーとも考えもしなかった)
退院してからは妊娠中に購入していたママ&キッズを使ってみると完全に治りはしませんでしたがかなり頬の赤みが引きました!
オリゴミルクとベビーミルキーローションの使い心地は大人にも良かったです。
しかし、乾燥が強い我が子ではこれだけでは事足りず、完全には良くなりませんでした。
使っていた洗浄剤は強すぎた
妊娠中に薬局や赤ちゃん店にあるar⚫u.のベビーソープを買っていたので使っていましたが、自分に試しに使ってみるとかなり突っ張りました。
それなりに化粧品成分には詳しかったのですが、ar⚫u.のベビーソープは『石鹸成分主剤』のソープでした。
それからすぐに止め、優しいベビーソープに切り替えました。
これでも肌はかなり良くなりました。
やっぱり検討違いかも…
1ヶ月健診でアズノール軟膏(赤ちゃんによく処方される抗炎症薬)を処方されましたが、何も変化はありません。
無添加化粧品や手作り化粧水などに凝っていた私は、市販の保湿剤で改善が見られないとわかると、スイートアーモンドオイル、馬油やカモミールウォーターなど、スキンケアを様々な物を試しましたが一進一退でグッと良くはならず、肌が赤くてぶつぶつな息子を見て悲しくなり、「乾燥肌は私の検討違いなのかも…」と悩み、迷走していました。
小児アレルギー科へ受診
生後2ヶ月の終わり頃剛毛だった長男の耳の上部にはしっかりとした髪の毛がわさわさしてました。
首が据わらない赤ちゃんの首を支えながら洗うのはなかなか大変で、耳の上部の部分のすすぎが甘かったようで…
ある日髪を退けると黄色いじくじくだらけでした…!!
当時は製品が合わないのでは!?と焦る気持ち、シャンプーが合わないのでは!?ととても悩んだ新米ママでした。
そして、近所に小児科あったなぁ~と下調べせずに軽い気持ちで門を叩いた小児科はアレルギーを専門とした小児科でした。
息子を見た医師は 「この子はアレルギーの可能性がある」と血液検査をしました。
(この医師が厄介だったのと、アレルギーについては別の記事にて書きます*)
じくじくについては叱られました。
「髪を切ってもらって下さい」と言われました。
生後2ヶ月の赤ちゃんの髪を切ってくれるところってどこやねんと聞いても「さぁ…」
ええー!!
結局首が据わらない赤ちゃんを、なんとかして自分で切りました。
もらったステロイドでジュクジュクはかなりキレイになりました。 頬にもステロイドは処方されましたが、キレイになるけどまたぶり返すの繰り返し。。
アレルギー体質
検査結果が出て卵アレルギーの【クラス6】が発覚。
そして非特異IgEというアレルギー体質の目安となる数値は503とかなり高め。
「この子はかなりのアレルギー体質ですね」と言われ、母乳をやめろと言われます。
ですが1~2時間に1回は欲しがる頻回授乳であっても、段々愛しく、楽しくなってきていた頃だったので、帰り道に泣きながら帰りました。
この医師は結構極端なことを言う医師で、アトピーすらもアレルギーとして処理したいのか、断固として母乳育児を反対されましたが、母乳育児を続けたいと申し出て、厳しい食事指導を数ヶ月続けることになりました。
頬の湿疹も処方をされたロコイド(ステロイド)を指定通り(2週間。指の第一関節まで出して塗る)塗ったものの、ステロイドを塗っていると不思議とキレイになりますが、止めるとまたぶつぶつが出来ていきました。
こちらの病院では何度かスキンケアの正しい方法を聞いたのにまともに答えてもらえなかったため、肝心な『ステロイド治療後の保湿の重要性』を指導してもらえませんでした。
皮膚科へ受診
小児アレルギー科に少し疑問を持ち始めた頃、近所のよく人がたくさん並ぶ皮膚科へ行きました。
昔ながらの病院で、1時間30分待ち続けましたが診察してもらうと…
ゆっくり小児アレルギー科の経過を聞いてもらい、「ロコイドでそれだけ肌がキレイになるなら…」と、更に弱いステロイドである『グリメサゾン軟膏』を処方されました。
グリメサゾン軟膏とは?
腫れや赤みをとるステロイドの“デキサメタゾン”と、その効果を高めるグリテールが配合されています。ステロイド外用薬としては弱いほうです。かゆみをともなう軽い湿疹や皮膚炎、あるいは虫さされにも適します。
そしてちゃんと「皮膚の炎症が治まったらグリメサゾンはやめていい。その後はプロペトを塗ってね」と指導してもらえました。(小児アレルギーのところはいつ止めて、その後どうするかまで指導してもらえませんでした)
顔以外にもお腹のにもぷつぷつがあったので、「これくらいならプロペトでいい」と言われました。
小児アレルギー科では肌状態もろくに診察せずに処方ばかりされていたので「やっと巡り合えた・・・」と思いました。
そしてその後、今現在はヒルドイドの保湿のみで、アトピー完治しました!
グリメサゾンはうちの子によく合っていた
先に申し上げておくと、グリメサゾンはめっちゃ臭いです。
大嫌いなタバコの香りです。しかしタバコ臭いのですが、副流煙を吸ったときのような息苦しさはありません。匂いだけがタバコなのです。
しばらく月齢が経って顔面に塗られても、息子は文句を言いませんでした。塗った自分の手はむちゃくちゃ臭いですが、効果はばっちりで、他のステロイドのような副作用がありませんでした。
他のステロイドで感じていた副作用
※あくまでも個人の意見なので医学的根拠はありません。
グリメサゾンのような、「ステロイド+グリテール」のように“ステロイドの含有量を抑えている”お薬はうちの子にたまたま合っていたのかもしれません。
それにしても赤ちゃん時代だけではなく今までもステロイドを色々処方(リンデロン等)されましたが、「塗っているときはいいけど、塗らなくなったら酷くなる。」
もちろん医師から言われた用法用量を守っても、です。(怖いからと少ししか塗らないでおくというのは悪化の原因になるそうです。)
それまでがすごく長いし、“治った”見極めが素人には難しい!
言われた通りの日数頑張ったのに保湿に移行し始めるとまた悪化している・・・と感じていました。
私が個人的に感じていたことは、グリメサゾンは「湿疹が治ったな」と感じたらやめて、すぐに保湿に移行するともう治ってるなと思いました。
ステロイドは悪とは言いませんし、必要な方もたくさんいるので排除したいとも考えていません。
そしてこの記事の内容は、一般市民の二児の母親の経験談であり、その効果を保証することはありませんことを改めて記載させていただきます。
さいごに
今回は我が家の迷走した経験談をお話しさせていただきました。
今回のお話を踏まえて、次回は乳児のスキンケア方法について書きたいと思います。
ここまでご覧いただきありがとうございます。
【 赤ちゃんにもおすすめスキンケアです!】
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