発達凸凹BOYとの日常

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朝活無理…不安症な子どもがすぐ起きる!“添い寝”が悪かったのか、徹底検証!【発達凸凹育児マンガ】【HSC】

不安が強い 赤ちゃん 子ども 寝ない 育児マンガ

「朝活」

甘美な響き…理想の生活!

朝型人間な私は、7〜8時間眠ることができれば、早起きは苦ではないのですが、どうやら今の私には難しいようで…。


我が家には『超不安症な6歳男児』と『2歳男児』がいます。


まぁこの不安症がかなり厄介でして。
6歳の今でも、私が朝早起きしても30~45分で気づいて起きてきては私にしがみついてきます。


今回は『朝活』が難しいと感じるイラスト漫画と、もしかして『添い寝が悪いのか』?を考える記事となります。

そもそも「朝活」とは?

自分の趣味やスキルアップのために、仕事や学校に行く前の時間を有効利用し、生活を充実させること
朝活の効果・メリットは?おすすめの朝活と継続するコツをご紹介|Like U ~あなたらしさを応援するメディア~【三井住友カード】


早起きをして(4時や5時)、誰にも邪魔されずに朝に有意義な活動をすることです。


faxwatch.hatenablog.com

はやパパさんが、論理的かつスマートでスタイリッシュな朝活の素晴らしさをご教示くださっています!とても憧れています。


よく起きる子どもたちのイラスト

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ふらふら身体を起こして座位になる

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そして…↓

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狭いから退避することもあります。

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しばらくすると気づかれます。

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時間が経ってから気付きます。
(長男次男の順不同)

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イラストは身体のバランスがおかしいですが、シングル1枚は大人+2~3歳児で限界のサイズです。
私は横向き寝で固定されていて、身動きが取れないことが多いです。

面白いくらいに二人とも私にくっついてくるので、布団を上下左右にくるくる回りながら寝る日は、両サイドに必ずいます。
(20kgの長男は上に乗っかって寝ることも…苦しい…)

しかしここ1ヶ月ほどは、次男は私から離れて寝ても平気な様子で、ゴロゴロ転がって一晩起きずに寝ています。
長男だけが、いつも私と触れ合って寝ています。
暑くなってからはあまりペタペタくっついてきません。




朝活してみたイラスト

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物音一つ立てない細心の注意を払いながら…

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私が先に起きていたら、95%の確率で「長男が」「30~45分」で大体起きてきます。

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私がトイレにいても捜し当て、トイレ中の私にしがみついてきたり、抱っこを求めたり、眠そうな目を擦りながら傍で座ります。

「もうちょっと寝ててもいいよ、お母さんが見てるから安心して寝ぇな~」と言っても、一旦床につくけど「寝れない…シクシク(;_;)」と言うので、結局傍に行って布団に入る羽目に。(一緒だとすぐ寝る)


リアルに朝の私の時間が欲しい。
でも、毎回毎回、30~45分以内に起きてきては幸せそうな表情で力強く私にしがみついたり、膝で寝ようとしたり、もたれ掛かって寝ようとします。



長男の赤ちゃんの頃

長男は赤ちゃんの頃から、私が傍にいるのかどうか、レム睡眠の度に夜中にチラリと目を覚まして、私がいるかどうか確認をして、しがみつくように寝たり、寝返りついでに脚や手を触れて確認したり、

私が傍にいなかったら、1~2時間で必ず起きていました。
(1歳10ヶ月の断乳前は傍に居なかったら30分が限界でした)

起きる頻度はさすがにかなり減りましたが、これを今でもやります。

もはや人体の不思議展です。

長男の生後3ヶ月頃は夜間3時間(傍にいれば)、昼寝は傍にいなければ30分で起きていました。生後1ヶ月半頃からは前述のような昼夜のリズムは取れていました。

夜通し寝るのは、2歳半頃まで皆無

1歳10ヶ月以降の長男の断乳後は、半年くらい乳首弄りをやめてくれなくてノイローゼ気味になりました。
とにかく長男の睡眠問題は、次から次へと困難の連続で、こちらの精神を参らされる毎日でした。


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次男(2)は普通に寝る子?

入眠に関しては傍にいて欲しいと泣きますが、『よく寝る子』ではないけど長男よりかは眠れるので『そこそこ寝る子』だと思っています。

目立って繰り返すような夜泣きはありませんでした。
多少泣いてもホイホイ添い乳してもクセになることもなく、次男単体の睡眠問題はあまり抱えていませんでした。

「いやいや、これが普通の寝かしつけだよな」と、先にハードモード育児をしていたから、すごく楽だった記憶があります。

次男(2)もまた、私が傍にくっついていないと起きてしまうこともありますが、ゴロゴロ転がって主人の傍で朝まで眠ることができます。
朝は私が離れても、そこそこ起きませんが、長男が起きた小さな話し声や物音で割とすぐ起きます。

合わせて読む
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乳幼児期の添い寝の研究を探す

ネントレ 添い寝 甘え 自立 寝ない

そこでやはり気になったのは
「添い寝が悪いのか?」
という問題でした。

私はベビーベッドを用意せず、添い寝をしてきました。
二人とも3ヶ月頃までは同じ布団ではなく、隣にベビー布団を敷いて寝ていました。
★世界的には生後6ヶ月まで別の布団で眠ることを推奨

2013年~2014年の374名の4~5歳児の母親に、「現在添い寝をしているか?」のアンケートを行ったところ、約9割が添い寝をしている。1割は添い寝をしていないというデータがあります。(参考文献は記事の最後にまとめています)

このデータの集計以降の長男が生まれた2015年頃は、ネントレ関連の本が流行しました。欧米の寝かしつけ方法を模倣し、早くから一人寝をさせ、子どもの自立心を育てよう、母親の心身の安定を謀ろうと言われるようになりました。
(1970年代もその流行があったとか)

実際に添い寝をする母親たちは、「子どもの自立を妨げるのではないか?」と疑問に思いながらしている人も多くいるそうです。

そして、面白い記事を見つけました。

president.jp

こちらの記事を参考に、メリットやデメリットを挙げていきます。

親子別のベッドで睡眠する場合
  • 親の産後うつが少ない
  • 父親のテストステロン値の維持
  • 夜泣きが圧倒的に少なくなる
  • 子どもの安定的な睡眠の確保
  • 指しゃぶりや特定の寝具やおしゃぶりなどの執着が強くなる傾向がある(愛着対象の人間の代わり)

ただし、期待されている子どもの「自立心の早期育成」については、添い寝の有無は関係無かったそうです。


添い寝の場合
  • 意図的に6歳まで添い寝をしていた家庭の子どもは、知能が高い傾向があったという研究あり
  • 夜間の安心感が強くなるために日中の自立心が高くなる
  • 愛着形成が安定しやすくなる
  • 夜泣きが増える可能性
  • 親が『先回り育児』をして子どもの睡眠の安定を阻害させる可能性がある

※先回り育児については後述します。


親のメンタルヘルスを取るか、子どもの情緒安定を取るか……

夜眠れない親がイライラしていたら、愛着形成云々も関係無くなりますし、子どもとの日中の関わり方や、長い時間ただ一緒にいるだけでなく、どのくらい子どもにとって質の高い関わりをしているかが重要になりそうです。



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乳幼児期の添い寝研究その2

添い寝 赤ちゃん 依存

これだけでは「長男が私がいないと眠れない」原因がわからず、他にもデータはないのか調べました。
添い寝の有無で子どもの愛着形成にどのような結果が出るかという文献を多数参考にしました。

以下、研究でわかったデータをまとめました。


5歳までの期間に一人寝をさせる場合は、子どもの心理的状況をよく把握した上で慎重に進める必要がある。

4~5歳という時期について、親の気持ちを的確に理解できる時期ではないことや、この年齢の子どもが親の気持ちを理解するための手がかりとするのは言葉と表情であることを述べていることからも、子どもが親に拒絶されたと感じることのないよう、また、自立のサインを見逃すことのないよう、自立に向かい始めたサインの読み取りに加え、自立の後押しをする際のかかわり方にも慎重になる必要があると考える。

⚫3歳までに意図的に一人寝をさせた場合、回避型愛着スタイル傾向が強くなることがある。

●3歳までに一人寝させた場合、昼間の接触不足を補う必要がある。

●女児の方が全体的に親への依存性が高い。

⚫同様に、6歳以上添い寝をし続けると同様に回避型の傾向が強くなることがある。
(この件に関しては以下に記載します)

●他者との情緒的で親密な関係を通して自らの安定を得ようとする度合い(情緒的依存欲求)は添い寝群の方が男女共に若干高かった。

●自身の課題や問題解決のために、他者からの具体的な援助を求めようとする度合いを
(道具的依存欲求)が高くなるのは、添い寝を経験した群の方が男女共に若干高かった

⚫子どもは、親は応答的受容的であることを求めている。
(自分の気持ちが受け入れられているという安心した感覚)

⚫基本的信頼感(自分を信頼できる気持ち)

⚫親が添い寝をしているから、またお気に入りのぬいぐるみがそばにいるから十分であるということではなく、子どもが安心して眠りにつけるような心理状態をいかに作ってやるかということが重要




自身の経験と回避型愛着スタイルについて

0~3歳で一人寝をさせた場合は、親が子どもに自立心を養うために(計画的に)一人寝に移行したために、ある一定の人々が「自分一人で解決する、誰にも頼ることをしない」回避型の愛着スタイルを形成するという傾向が増えるようです。
(全員ではない、むしろ日中の関わりが大きいと私は思います。)


では、6歳以上まで添い寝していた場合もなぜ、回避型愛着傾向が強くなるのだろうか?

論文の内容を要約してみました。

社会的行動が拡充し、自励心と自制心が豊かになってくる時期である4歳台以降に、適切に一人で色々させる経験を積まなければならない

タイミングを逃がした原因が子どもに対する無関心であったり、子どもからのサインを適切に受け止めていなかったりすることによるのであれば、子どもは自分が親から拒絶されたと受け止め、回避型の愛着を形成すると考えられる。


この論文を読んで思い返した私の経験をお話します。

私は生まれ育った環境が劣悪な機能不全家族育ちのため、もちろん子どもの「一人でやってみたい、一人で寝てみたい」気持ちは完全無視でした。
狭い家で19歳で家を出るまでずっと親が傍で寝ていました。

貧乏でも家族同士尊重し合い、お互いを励まし合い、愛情に溢れた家庭…というドラマのような家庭ではないので、一人の居場所が欲しくて、家の中に秘密基地を作ったり、ドラえもんを見習って押し入れを寝床にしようとしたり、色々考えたものでした。

実際私は不安·回避型の愛着スタイルを持ってます(一番ややこしいやつ)。
もちろん寝床事情だけではないのですが、文献を見る限り私にとても当てはまっていたため、原因の一つにはなっていると思います。

「子が一人立ちしたい気持ちを無視されること」とは、とても辛いことなのです。
「回避型の愛着スタイル」とは、精神的に自立しているように見えて、実は内面では強い心の葛藤を抱えています。

このように、ただ添い寝しているだけでは適切な愛着形成は成されません。

もしも今添い寝をして悩まれている方がいるならば、子どもが「親から離れて寝たい」気持ちのサインを適切に感じ取ってから移行するのが一番だと思います。


合わせて読む
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ネントレについて

添い寝 赤ちゃん 依存

ネントレが合う子は赤ちゃん時代にしてもいい。でも、安易に「した方がいい」とも言えない。と思っています。

神経過敏の不安症のHSCであり、性格が頑固で自分の意志を曲げることを知らない、諦めの悪い男こと“三井寿”長男は、本に書いてある通り、14日間行いましたが、本当にダメでした。
終わり頃には閉めたドアをドンドン叩いて泣き叫んでいました。(まだ歩けなかったのに)
私も14日間、記録をつけながら頑張りましたがもう限界でした。

長男みたいに赤ちゃんの頃から繊細で不安が強い子(さらに強固な意志を持つ)はネントレが合わずに、余計に母親への執着を強めることもあります。

次男のように、住居の環境や長男の存在があるから結局ネントレが出来なかった…というパターン色々あります。そもそもそんなに起きなかったからネントレの必要性を感じませんでしたが、恐らく次男だったら本の通り実行すれば、ネントレは成功していたでしょう。

三井寿 諦めの悪い男

添い寝派・別派の全ての親御さんへ

ネントレ 添い寝 甘え 自立 寝ない

研究論文の中で、添い寝だけではなく子育てにおいてとても参考になったものがありますので少し編集をして引用します。

日本において「いわなくてもわかってくれる」関係がよしとされ、とりわけ母子関係において強いと指摘し、子どもが何を求めているか、何が必要かを察知し、子自身が自覚も要求もしないうちにしてやるという母親の態度を特徴付けている。

そしてこのような親の態度を「先回り育児」と呼び、親の愛情が「よかれ」に基づき「してやる」ことに現れていると述べている。
その上で、「してやらないことも親の重要な役割である」と、あえて子どもに自分の力で取り組む余地を残す大切さについて説明している。

つまり、親に求められるのは子どもの気持ちや状態をよく見て求めに応じる応答性の良さであり、「先回り育児」ではない。

したがって、子どもの自立を後押しするためには、ただ一人寝へと就寝形態を変更するだけでなく、母子の密接感を何より優先し子どもの求めを先読みして叶えるような養育態度を見直し、過保護や過干渉にならないよう、子どもの様子をよく見て接することを心がけるべきであろう。


私が持つHSP気質は、どうしても他人の気持ちを察してしまいやすい特徴があります。

子どものことなら尚更、見て一瞬でわかるし、守ってあげたくなりますが、グッとこらえなければならない場面も多いです。

何冊かネントレ関連の本を読んできましたが、総じて「ちょっと泣いたくらいで相手にしてはいけない。」でした。

「自分の力で」眠れる子であれば、それを信じてあげるのも親の役目だし、

長男のように不安が強くてまだまだお母さんが必要な子であれば傍で寝たらいいと思いました。

特に長男には次男という最大のライバルがいます。
ライバルとお母さんは一緒に寝ているのに、自分だけ別に寝る…ということは、長男の性格上難しいです。だからまだ一人寝に移行するタイミングではないなと思います。

このように、「男の子だから」「自立させなくては」「依存心を与えてはいけない」ではなく、子どもに合った適切な対応を親がよく見極めて、子どもの寝床を考えなければならないことがわかりました。



まとめ


4歳ごろまでは応答的に添い寝をし、子どもが嫌がらずに一人寝に向かおうとする心の準備ができたタイミングを見計らって慎重に一人寝へと導くのが望ましい。

様々な文献を拝見しましたが、添い寝なし群と、添い寝あり群の「親への心理的依存」の数値は、ほんの少し「添い寝あり群」の方が高かったですが、文献にも記載されているように「ほとんど有意な差は見られなかった」のでした。

さいごに

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今でもなぜ、長男が朝起きてくるかはわからなかった!
結局のところ、添い寝どうこうはほとんど関係ないということがわかりました。

事実、同じく添い寝育ちの次男は朝私が起きても静かにしていたら起きませんし、
長男は赤ちゃんの頃からずっと、頑固で意志は頑ななくせに「一人でやる!」ということはなく、漠然とした不安が強いタイプです。

添い寝が原因かもしれないし、そうじゃないかもしれない。
ただ、『不安が強い』気質のせいかもしれない。


いずれ本人が、母と寝たくないと思うようになった反応を逃さず、その気持ちに必ず応えてあげること。
そうなる前に、徐々に話をして寝る環境を整えてあげて、それでも不安が強そうであれば9歳頃を目安にまた考える。


私自身は、横に子ども達がいて、一緒に寝てくれる生活を6年送ってきて、私は生きてるんだなぁと感じます。

―――誰かに必要とされたい。
空虚感を持って育ってきた私が、無条件で私を必要としてくれる存在を得ました。
その存在の有り難みや大切さを、身に染みて感じています。

特に、仕事復帰してからの仕事後の帰り道、あの狭い狭い空間が恋しくなるようになりました。
親が子離れしなければならない時期もあと少しだと思って、狭い空間を楽しみます。


ここまでお読みいただきありがとうございます。


【参考文献】

添い寝が子どもの信頼感・自立心・依存心へ及ぼす影響 The effects of co-sleeping on sense of trust, independence and ependence
吉 田 美 奈Yoshida Mina
幼児の添い寝に関する実態調査 Research on nighttime co-sleeping of parents
and kindergartener
吉 田 美 奈 浜 崎 隆 司 黒 田 みゆき Yoshida Mina Hamazaki Takashi Kuroda Miyuki

添い寝が子どもの心理的発達に及ぼす影響 2017
兵庫教育大学大学院 連合学校教育学研究科 先端課題実践開発専攻(鳴門教育大学大学院)吉田 美奈

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