今になって気づきました。
女の化粧は心の仮面だということを。
いや、知ってはいたのです。
しかし私は、本当の意味での『心の仮面』だということに気付いたのです!
そして、メイクやお洒落は私の大事な『アイデンティティの一部』だと気づきました。
更にそれは、HSPが意識して大切にしなければならない『バウンダリー(心の境界線)』と密接な関係となっていたのでした。
アイデンティティってなに?
アイデンティティとは、「同一性」、すなわち「《他ならぬそれそのもの》であって他のものではない」という状態や性質のこと、あるいは、そのような同一性の確立の拠り所となる要素のことである。
『自分自身』や『個』またはその拠り所が『アイデンティティ』です。
バウンダリー(心の境界線)とは?
自己と他人との心の距離のことです。
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バウンダリーについてはこちらに詳しく書きました。
HSPはバウンダリーが侵されやすく、自分を確立しづらい性質を持ちます。
機能不全家族で育った人(アダルトチルドレン)も、人との距離感がうまく掴めなくて苦悩しやすいです。
メイクやファッションが大好き
繊細で傷つきやすいわりに、ずっと接客業をしてきました。
さらにアパレル関係や化粧品関係に勤めてきたこともあり、メイクは私にとって切っても切れない関係でした。
高校生の時、メイクに出会いました。
キャンメイクのパールピンクのペンシルアイライナーで目の下にきらめきを足しました。
それがすごく好評で、あまり化粧をしない友人数人にメイクをしました。
(今の時代ほどメイクが女子全員に広がるような時代ではありませんでした。)
チークをすると血色が良くなる友人、眉を太めに描くと垢抜ける友人。
みんなをみてきて「本当にメイクは楽しい」と思っていました。
私の教科書の写真の女性達は、パッチリ二重にしたり、睫毛を描いたり、アイシャドウやチークをしたりと、けばけばしくなっていきました…(勉強しろ)
同時に、ファッションは古着を愛しており、心斎橋や京都までよく出掛けました。
高いものは買わずにアンダー2,000円以内の服を探して着て、週5日働いた給料の使い道は、ファッションや基礎化粧品にたくさんのお金を掛けました。
ファッションやメイクは、私の人格を形成する一つのアイテムだったのだと、今になり気づきました。
秋服欲しい#秋冬ファッション #秋服 pic.twitter.com/jlVsROjTi6
— Ricca【内向型HSP&発達凸凹息子】 (@Ricca_bland) 2020年10月19日
最近描いたボールペンイラスト
メイクは好きでも肌には負担が掛かる
週4~5日化粧をすると、肌は疲れます。
元々敏感気質の【HSP】なので、皮膚感覚の過敏さを持っているため、合う化粧品が少ないです。
なので休日はできるだけ素っぴんで過ごしました。
出産し育児休暇2回目の今、保育園落ちたので、2年も休ませてもらっています。
家を出るのは長男の保育園の送り迎えだけなんて日もあり、化粧をすることを疎かにしていました。
日焼け止めと眉とコンシーラーのみ。
今のコロナ時代はマスクに頼りっきりです。
私という『個』に彩りを与える
こちらの記事にも書いたように、私はかなり内向的です。
しかし接客業を15年以上続けてきました。
自分がサービスを受ける立場である美容室なども、美容師さんが誰であってもよく喋る方です。
(喋りたくて喋ってるような、黙っていたら黙っててもいいような…微妙な気持ち)
しかし、保育園のママ達とは妙に心に距離感を自然と作ってしまいます。
こじらせてるHSP女のため、様々な理由はありますが(笑)
距離を作る理由の一つに私のモチベーションの問題であることに気がついたのです!
その証拠に4年ほど保育園に通ってきてやっと気がついた。
バッチリメイク&オシャレな日は、自信を持って話せる自分がいました。
バッチリメイクといっても、ケバケバではなくて、アイシャドウで遊びを加えたり、
マスクで隠れてしまうけど、鼻筋やオデコにベースメイクをしたり
眉にテラコッタカラーを乗せたり
普段はあまりしないマスカラをしたりなどです。
オシャレをする日は、色による重ね着を楽しみ、フワフワのチュールスカートを履いてみたり、イヤリングを着けてみたり。
このイヤリング(ピアス穴がないので)というのが肝で、耳元に彩られた重みや、揺れて耳たぶに当たる感覚は、気持ちを高揚させます。
洗いたてのスニーカーや、オイルを塗り込みたてのレザーシューズも。
ファッションに合わせたカバンも。
ワックスやヘアオイルをつけたり、好きな精油の香りを身につけて。
時間があればネイルなんてしたら、気分爆上がりじゃないかと思います。
そんな『個』を纏った私は、内面から自信がみなぎり、心は余裕を感じ、自然と子ども達にもイライラしにくくなりました。
なんとなくですが、バッチリに決めた日は他のママから話しかけられる機会が増えます。(私からあまり話しかけられないので…)
恐らく内面から滲みでるオーラが違うのかなぁと思っています。
アイデンティティは、「同一性(自己)の確立の拠り所」のことでもあります。
また、「自分がかけがえのない唯一の存在であることの意識で、心理・社会的存在としての自分らしさ」の意識を総称のことでもあります。
私にとってそれが、元来ずっと好きだったメイクやファッションであることに、今になって気づきました。
だからアパレルで働き、化粧品店で働いて来たのに、それが私の『アイデンティティ』だとは気付いていなかったのです。
アイデンティティとバウンダリー
私は『個』を纏うことで、『心の適切な距離』を取ることができました。
自分に自信を持つ。
自分というものを明確にする。
自分というものを知る。
こうすることで、例え内向的な性格であったとしても、他人との適切な距離感を上手く掴めるようになりました。
アイデンティティは『自分らしさ』
一般的感覚のオシャレなファッションじゃなくてもいい。
すっぴんに自信があるならすっぴんでもいい。
スタイルをキープするためにヨガやジョギングをしていたら誇らしくなっていい。
でも、ちょいポチャな自分が気に入っていたら、それでもいい。
自分とは何か?
を問い詰めた先にある
自分らしさという『個』を纏うことが出来た私達は、自然と輝くことができるのだと。
ただ単に『好きだから』だけではないと、気が付きました。
今になって、自分がなぜファッションやメイクが好きなのか。
やっと点と点が繋がった気がしました。
さいごに
恐らく、まだ『自分とは何か』の探索に入る前の段階の方から見たら、「なに言ってんだコイツ」と思われるような文脈だと思います(笑)
しかし、その高みに気付いたそこのあなたはお目が高いですぞ!
私自身、心の成長を感じました。
これから保育園の送り迎えだけの日も、アイライナーとビューラーくらいはしようと思います(笑)
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