発達凸凹BOYとの日常

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癇癪持ち、育てにくい子【HSC/ギフティッド/発達障害ではない】その子は『スピリッツ・チャイルド』かもしれない

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スピリッツ・チャイルド HSC HSP ギフティッド

『スピリッツ・チャイルド』という概念をご存知ですか?

アメリカのメアリー・シーディ氏が提唱した新しい…といっても、1984年にこの概念を持つ子ども達の育て方のカリキュラムを発表しています。

日本ではようやく最近「ギフティッド」という概念が入ってきたばかりですが、
「ギフティッド」や「HSP」と『スピリッツ・チャイルド』は少し似ています。

そんな『スピリッツ・チャイルド』という概念を提唱した日本語訳の本が、2002年に発売されていました。

その名も
言うことを聞かないのはどうしてなの?(海外版)』という本です。

私も数年前に中古で購入しましたが、更に値段は跳ね上がり、中古で購入しても15,000円弱します。

その本の中身は、うちの長男のように

・癇癪持ち
・気難しく育てにくい
・繊細すぎる
・刺激に弱いのに刺激大好き
・あらゆることに過度激動
・でも底抜けに優しい

このような特徴子どものことが書かれており、HSP/HSCの関連本を読んできた以上の衝撃で、涙がいっぱい溢れました。

そんな『スピリッツ・チャイルド』のことを詳しくお伝えします。

・うちの子はただのHSCじゃないよな…?

・でもギフティッドみたいな飛び抜けた才能があるようにも見えない…

発達障害の概念の枠に当てはまるような、そうでもないような…

と思ってるパパやママはたくさんいると思います。
私がその一人で、当ブログは『未知の生物・長男イチ』の解体新書でもあります。

出版元のサンマーク出版には、この本を再出版して欲しいと思っています!
令和の今なら売れるはずの名書ですよ。

スピリッツ・チャイルド


スピリッツ・チャイルドと聞いたら、

「え?なに?宗教的なやばいやつ?」
「魂?シャーマンキング?」

と怪訝な顔をされたでしょう。


アリー・シーディ氏はスピリッツ・チャイルドの『スピリッツ(Spirited)』「元気のいい、熱中しやすい、生き生きとした、創造的、鋭敏な、エネルギーと勇気に満ちた、自己主張の強い性格をした」と訳し

The Defficult Child

【Defficult=難しい】
を赤でをし

The Spirited Child
としました。

子どもを「難しい、育てにくい子だ」と親が決めつけてしまうことは、子どもへの悪影響となります。

しかし「元気で、熱中しやすい子だ」と言うことで、気性の激しさ、感受性の強さ、頑固さ、知覚の鋭敏さといった気質が、実は大人である私たちにも価値のあるものだと認識すると、子どもとの関係がポジティブな方向にガラリと変わります。

スピリッツ・チャイルドの主な気質5つ

スピリッツ・チャイルドと、多くの子ども達との違いは「すぎる」ということ。

・癇が強すぎる
・頑なすぎる
・感受性が強すぎる
・知覚が鋭敏すぎる
・変化を好まなさすぎる

①とにかく気性が激しい


・騒々しく大げさ、泣き叫ぶ。
・「ほどほど」がない。

笑いながらスキップしていたと思えば、30秒後には怒って出ていくなど、癇癪は爆発的で長い間持続する

しかし中には言葉数少なく、観察眼の鋭い用心深い子もいる
このような子の気性の激しさは、外側ではなく内側に向けられている。

②手がつけられないほど頑な

・ハマりやすい

・目標を持つことが好きで、自分のすべきことに没頭し、諦めることはしない。

・口論を好み、自己主張を恐れない

③とても敏感である

感受性が鋭く、騒音、匂い、明かり、質感、雰囲気の変化に素早く察知

・人ごみの中は“感覚の集中砲火”で簡単に圧倒される

親の“無意識”の感情をも吸収してしまい、叫んだり、グズってしまう

④いつでも知覚が鋭い

・何か気を取られるものがあると忘れてしまう。

・鳥の白い羽、クモの巣に輝く雨粒……いつでも周囲のことに注目し、気を取られるあまり、しばしば聞いていないと叱られやすい。

⑤変化に適応するのが遅い

・驚かされることを嫌う
・一つの活動から他の活動に移すのが難しい
・アイデアを簡単に変えられない

例えば朝「今日は焼肉屋に行こう」と言っていたにも関わらず
「混んでいたから回転寿司にしよう」と言ったら、スピリッツ・チャイルドにはもうダメである。
収まりつかない火祭りとなってしまう。(経験談)


以上が『スピリッツ・チャイルド』が持っている5つの気質である。

加えて以下の4つの「サブ気質」を持つ子もいれば、持たないもいます。

スピリッツ・チャイルドの4つのサブ気質

⑥いつでも気まぐれ


スピリッツが旺盛な子どもは、いかなるスケジュールに合わせることが難しい。

子どもがいつ眠り、いつ食べるかを察するのが難しく、赤ちゃんの頃の夜泣きも多い。

⑦エネルギーに溢れている


何かを探求したり、分解したり、動きが激しく持続力(集中するエネルギー)に満ち溢れている。

⑧最初は尻込みする


新しいことに出会うと、素早く尻込みするのがスピリッツ・チャイルド。

馴染みのない考え、物、場所、人間は断固拒否。
新しいことをする前はウォーミングアップが必要。

⑨気難しい


・世の中のことを深刻に受け止める傾向が高い。
・分析するクセ、あら捜しをしては変えようと試みる
・笑うより泣きべそをかきやすい

ちなみにこの4つの気質、計9の気質を長男は兼ね備えてます。


別書「ひといちばい敏感な子」(エレイン・N・アーロン氏著)にも書かれている

「加えてこれらの気質を持つ子どもを持つ親は大変だ」の気質全てが、この「言うことを聞かないのはどうしてなの?」に書かれています。

恐らく、一般的なHSCより、激しいHSC(HSS型HSC)に近い概念について書かれている本だと思います。


ADHDとスピリッツ・チャイルド

そして、スピリッツ・チャイルドには、ADHDと誤って診断された子どももたくさんいると本書に少し記載があります。

スピリッツ・チャイルドとADHDの違いを本書の通りに言うと

ADHDは「例え“そうしよう”と思っても、一つのことに自分のエネルギーや注意を集中させることができない」とありました。
2002年の出版の本なので、何か概念的な違いがあるかもしれませんね。

本書ではADHD発達障害を明確に区別をした記載はしていませんが、スピリッツ・チャイルドはADHDではないと一貫しています。

スピリッツ・チャイルドの親は孤独になりやすい

・「普通の子育て」のアドバイスが通用しない子どもたちである

アメリカの子ども達の10〜15%がスピリッツ・チャイルド

エレイン・N・アーロン博士提唱概念であるHSPは20〜25%と言われているので、スピリッツ・チャイルドはそれより少ないですね。

スピリッツ・チャイルドによく似たHSS型HSPは人口の6%と言われているので、HSPとHSS型HSPの間くらいでしょうか。

・スピリッツ・チャイルドを育てるには「たくさんの時間と忍耐」が必要

子どもにつけたレッテルを貼り替えよう(リフレーミング)

スピリッツ・チャイルドを持つ親達が集まり、子どもを表す言葉をリスト化したものです。

スピリッツ・チャイルド HSC HSP ギフティッド

これらは子どもの「内部」を言い表わしており、魅力的ではなく、希望に満ちた言葉ではありません。

レッテルは、潜在意識の中に潜み、あなたの気持ちや行動に影響を及ぼします。

そして親としての自信を喪失させ、子どもへの優しい感情を無くさせます。

これらの“レッテル”全てが長男にあるあるすぎて、とにかくニヤけが止まらなくて最終的に首がもげました。

子どもにつけたい!新しい刺激的なレッテル

あなたの子どもの全てを思い出してみよう。

最悪なものから、弁護のしようがないことも、頭にくるものや困ってしまうものを全て絞り出して欲しい。

そして、深呼吸をして、肩の緊張を緩め、記憶の中からあなたが気に入った子どものイメージを引き出そう。

キビキビした目、つられて笑いだしたくなるような笑い方、すばしっこく動く身体、びっくりさせられるような質問……

それらのイメージをしっかり頭に描きながら、みじめなレッテルのリストを見てみよう。

つぶさに見ていくと、みじめなレッテルが、子どもの間違ったイメージとして映し出されてはいないか?


スピリッツ・チャイルド HSC HSP ギフティッド


昨今の育児本の多くでは、この作業を
「リフレーミングと呼びます。


この良いレッテルは、伝染します。
子どもは自分を良いように形容されると、健全な自己イメージを発達させ、自分を大切にする気持ちを持ちやすくなります。

スピリッツ・チャイルドはバラに似ている

スピリッツ・チャイルドは、バラによく似ています。

バラは他の花よりも多くの世話を要求してきます。
きちんと剪定し、こちらが支えてあげなければ、うまくは育ちません。

他の花なら、子どもが乱暴に引っこ抜いても、数週間のあいだ食卓の上で生き続けるでしょう。

ところがバラは手荒に扱うと、あなたの手の中で萎んでしまいます。
さもなければ、そのトゲで手を刺し、出血させてしまうでしょう。


そんな特徴を持ったバラの花ですが、バラほど素敵な花は他にはありません。
その豊かな香りは、私の感覚を快く刺激してきます。
すべすべした柔らかな花びらは、私の指の先をくすぐります。
つややかな花の色はうっとりするほど美しく、私の魂を震えさせるのです。
(メアリー・シーディ氏のあとがきより)

さいごに

言うことを聞かないのはどうしてなの?(海外版)Raising Your Spirited Child, Third Edition (Spirited Series)』の中から、スピリッツ・チャイルドの紹介でした。

私の子どものそのままで、そして、私が感じていた言いようのない孤独感も言い当てられ、“あるある”と“なるほど”の詰まったすごい著書でした。

HSP/HSCの概念にも似ていて、
ギフティッド・チャイルドの持つ『過度激動(OE)』にも似ていました。

そしてこのような子ども達の多くが発達障害と誤診され、昨今の発達障害ブームの底上げをしているように思います。

枠組みに収めたいわけではないですが、一つの概念として皆さんに知っておいて欲しいと思い、共有しました。

まだまだスピリッツ・チャイルドについて紹介したいと思いますが今日はここまで。

お読みいただきありがとうございます。 

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