発達凸凹っ子を育てている皆さん。毎日お疲れ様です。
我が息子、長男いちはADHD、ASD、HSCのトリプルコンボをかましており、些細な刺激を受けやすく、あまりにも興奮コントロールのできなさに毎日辟易しています。
そんな日々の中で、長男に関わる施設との面談が続いた時のある日。
ミラクルが起きました。
些細な刺激で感情の高ぶりが激しい
【ASD(自閉症スペクトラム)の気質】
- 感覚過敏や偏食
- こだわりの強さ
- 融通が利かない
- 遊ぶ時はきっちり並べたがる所がある
- 易刺激性
- 頻繁な癇癪
- 趣味は一点集中型
- 感情の高ぶりがあった時は、他人との距離感が掴めなくなり、コミュニケーションも少し下手。
「感情の高ぶりがあったら」という条件付きなのは、自閉症スペクトラムの可能性は低いかもしれないですが 、一回「自閉症スペクトラムの可能性あり」と診断されているのと、児発センターで心理士さんと作業療法士さんからは、「ASDとADHDの両方ありそう」と言われています。
ヤンチャな男の子グループには入れませんが、マイペースな男の子達とはそれなりにやれているようです。
【ADHD的側面】
- 集中力の無さ
- 注意欠陥
- 気を許した相手がいる&過刺激状況下における多動·衝動性
- 興奮コントロールの欠如
- 目上の人に反抗的
保育園では大体は“普通”らしいのです。
音の刺激があったり、周りにはしゃぐ子がいるとすぐに影響されてよく動きます。
集団の説明時はぼんやりしているように見えるが、「ちゃんと話を理解していますよ」と言われています。
しかし、私や主人がいる送迎時には、急激に感情が高ぶり、多動·衝動が表れて急変します。
注意散漫で集中力が途切れやすいのは、療育先で指摘されています。
【HSC(HSP)側面】
- 些細な刺激に敏感で過刺激になりやすい
- 人の言葉の声色やニュアンスをよく聞いている(親の心を読む)
- 頭の中は(大体ネガティブな)疑問で溢れている
- 人が虐げられているような描写のアニメは避けて、敵も味方も仲良くするシーンがあると嬉しさが溢れてピョンピョンする
- とにかく良くも悪くも感受性豊か
- 弟以外の小さい子には仏のような顔になって優しくする
- 誰かが泣いてるとそわそわする
- 空想のお話をしてくれる
HSCチェックリストでは23個中20個当てはまるので、こちらには書き切れませんが、感受性豊か過ぎるのが原因で3歳児(年少)クラスから毎朝登園渋りをしています。
www.hattatsu-decoboco.com
www.hattatsu-decoboco.com
保育園で面談をした
私が長男の育児で追い詰められて回復した後、面談がありました。
www.hattatsu-decoboco.com
保育園では、私の精神状態から繰り上げて面談を実施してくださいました。
担任の先生1人と副園長先生もご一緒に。
小学校の就学前相談の話などの様々な話をしましたが、私が長男のある悩みを言いました。
自分が何もかも一番じゃないとダメで、一切の我慢ができない。
例えば、長男がご飯を呼び掛けても全く食べようとしないので次男を先に食べさせていた。
次男がご飯を食べている最後辺りに、追加で新たな料理?デザート?を持ってきた。(何か忘れたけど、長男が好きな物)
それを見つけて「俺も食べたい!!」と言い始めたので、「先こっちのご飯食べてからね。何度も呼んでるでしょう。」と言うとそこから癇癪勃発。
(私も余計な一言があったかな…)
「こんなのいらない!」「じゃあご飯食べない!」と顔を真っ赤にして泣いて暴れて物を投げる。
基本的には一本のペットボトルのジュースを飲む順番なんかも、長男を先に飲ませてやり、次男は全て後。
(どうなるか目に見えているので、次男にはいつも我慢してもらっている)
…というような事をお話しました。
それ以外にも様々な“困った”をお話し、「私みたいな未熟な母親には、もういっぱいいっぱいで…育てられる自信がありません…」とも言いました(笑)
精神病症状出た後なので、かなりナイーブで自信喪失してました。
まぁ今でもそれは思ってるのですがね…(^_^;)
そこでずっと次男の遊び相手をしながらじっと黙って聞いていた副園長先生が
「選択肢をいちくんに与えるのはどうでしょうか」
と仰ったのです。
選択肢を与える
長男は、「人からの指示を嫌がる」「注意を否定と捉える」という特性があります。
www.hattatsu-decoboco.com
www.hattatsu-decoboco.com
だから反抗的になる。だからいつも怒っている。怒りやすいから、興奮のコントロールが余計に効かなくなる。
副園長先生が言うには、ペットボトルのジュースの件も「どっちが先に飲む?長男?次男?」と毎回聞くのはどうかと言われました。
恐らく、自分が先!とはなるけれど、人間「自分から決めた事」に対して後悔しないように意識が持てるし、他人のせいにもできないので、その物事に対して誠意が生まれる。
療育先で面談をしたら同じ意見が返ってきた
保育園の面談の翌日に、療育先でたまたま面談がありました。
療育先には私の精神状態や保育園の面談の話はしていなかったので、本当にたまたまです。
3ヶ月間、1週間に1回長男をみてくださった療育の先生から今やっている現状とどうしていくかの話をしました。
そこでも「いちくんは人の指示を嫌がる所があるので、彼に選択肢を与えた方がいい」と言われました。
療育先では私から“困った”を相談したわけではないタイミングでアドバイスを受けました。
前日に保育園で言われたので、ミラクルを感じて心が踊りました(笑)
療育先での長男
療育先は平日の午前中なので、ほとんど個別療育状態です。
長男は「集団だと周りに気を遣ってマイペースに出来ない」「集団だと周りが気になって注意散漫になる」「先生(大人)を独り占めしたい欲求が強すぎる」子なので、保育園を週1回休んでの療育はとても良い方向に向かっています。
但し、「楽しすぎて帰りたくない」という気持ちが昔から強く、切り替えが苦手で、療育先でもそれが表れていました。
先ほどの「選択肢を与える」という療育先での具体例では
「12時になったら、ドアまで行って靴を履くか?
ピンポンが鳴ったら、ドアまで行って靴を履くか?」
という選択肢を与えるようにしたとのことでした。
やはり、「自分で決めた事」に対する責任感が生まれて行動を起こしやすくなるということで、
「ご家庭でも保育園でも、一貫して取り組む方がいい」
とアドバイスを受けました。
さいごに
先生達に聞いた時は「なるほどー!」と思ったのですが、昔どこかの育児本を読んでいてこのような内容が書いてあったので、私も生活の中でかなり「選択肢を与える」ことをやっていることに後になって気がつきました。(むしろ長男の性格にはピッタリで自然と取り入れていた…)
それでも、些細なことでも「指示」にならないように気を付けるべく「選択肢を与える」ということをやっていくように心掛けていきます。(主人にも共有しないと!)
「自分で決めた事」は、実行力や決断力を鍛えることに繋がり、今後の感情のコントロールも上手くいくようになるかもしれません。
保育園の先生にも、療育の先生にも、長男の事を考えてもらえてる実感があり、胸が温かくなりました。
お読みいただきありがとうございます。
関連記事
www.hattatsu-decoboco.com
www.hattatsu-decoboco.com
www.hattatsu-decoboco.com